出版社内容情報
子どもにかかわる保育者の養成について、これまでの歴史と、これからの社会をみつめて、多角的に考えます。養成校での授業や実習、教え・教えられる関係性を超えた学びのあり方について模索し、さらに地域とともにある園とのかかわりも含め、わたしたちの社会で広く共有したいビジョンを探究する特集。
【目次】
【特集】
総論 保育者養成のパラダイムシフトを探る――持続可能な養成教育に向けて(大豆生田啓友)
保育者養成の現在とこれから(矢藤誠慈郎)
保育者養成のあゆみをたどる(松島のり子)
海外の保育者養成における「実習」のあり方(北野幸子)
学生のレポートから考える保育者養成の課題とこれから(横井紘子)
保育者養成における音楽表現の授業を考える――探究する音楽表現を目指して(吉永早苗)
実習で何を体験し、何を学ぶか――学生主体の実習指導のあり方を考える(小櫃智子)
ドキュメンテーション日誌(記録)がもたらすもの(岩田恵子)
現場における実習の在り方の見直し(亀ヶ谷元譲)
養成から現場へ――保育者が育つプロセスと地域ネットワーク(木戸啓子)
保育との出会い、そして保育者になっていくということ――中高生―養成校学生―現場保育者というプロセスにおける接続・適応の課題と展望(増田 翼)
対談 保育者養成のコアは何か――学びと実践の共同生成(秋田喜代美・川田 学)
【連載】
子どもたちの情景 第二部―関係の渦に巻き込まれながら見えたこと〈連載1〉
異文化にさまよい込んだ子どもの話(ひらのゆうこ・浜田寿美男)
対話で紡ぐ、思想としての発達〈最終回〉
発達思想をさらに紡いでいくために
(浅川淳司・小澤郁美・生田邦紘・山田真世・木村美奈子・井辺和杜・及川智博・石本啓一郎・古村真帆・近藤龍彰・富井奈菜実・柳岡開地)
子育てと美学―子どものかわいさについて考える〈連載3〉
ここまで作ってきた枠組みを応用して、かわいさをめぐる各種の問題に答える(森 功次)
人との関係に問題をもつ子どもたち〈連載126〉
メールが生み出した空想の世界の広がりと現実とのつながり(《発達臨床》研究会)
障がいのある子の保育・教育のための教養講座―実践障がい学試論【実践方法編】
〈連載54〉実践のモードを変える(4)リゾームの主要な特性(佐藤 曉)



