出版社内容情報
本書は、基礎理論をしっかりと押さえた上で、現代の国際政治の現状を読み解き、今後の展開を見据えるため、地域、非国家アクター、平和構築、人権、環境やエネルギーそして経済など、主要な分野とイシューを網羅。見開き2ページごとの分かりやすい解説に加え、用語解説やクロスリファレンスも充実した必携のテキスト。第2版では、ロシア・ウクライナ戦争勃発やイスラエル・パレスチナ紛争の再燃、第二次トランプ政権の発足等、近年の情勢変化を踏まえ、記述を最新のものにあらためた。
【目次】
はじめに
略語表
序 国際政治の視点
1 国際政治の性格
2 国際政治の主体
3 外交と戦争
4 国際政治を動かす力
第1部 国際政治の歴史
Ⅰ 国際社会のはじまり
1 国際社会の原型
2 主権国家体系の誕生
3 国民国家の発展と帝国主義
Ⅱ 二つの世界大戦と平和
1 第一次世界大戦
2 ヴェルサイユ体制と集団安全保障
3 第二次世界大戦
Ⅲ 冷戦と現代
1 冷戦の起源
2 米ソ軍拡競争と軍備管理
3 冷戦とアジア?中国革命と朝鮮戦争
4 冷戦とアジア?ベトナム戦争
5 冷戦とアジア?米中ソ関係の変転
6 冷戦とデタント
7 冷戦の終焉
8 「歴史の終わり」かパワーポリティクスの復活か――冷戦後の世界
第2部 国際政治の基礎
Ⅳ 国際政治の理論
1 リアリズム
2 リベラリズム
3 マルクシズム
4 コンストラクティヴィズム
5 「科学」としての国際政治学
Ⅴ 対外政策分析
1 対外政策
2 対外政策決定?合理的選択,国際交渉,国内政治
3 対外政策決定?国内レベル
4 対外政策決定?個人レベル
Ⅵ 国際制度・機構
1 国際連合
2 安全保障理事会
3 その他の政府間機関・制度
4 地域機構・制度
5 非政府組織
第3部 国際安全保障
Ⅶ 戦争・内戦
1 戦争の類型
2 戦争の原因?個人レベル
3 戦争の原因?国家レベル
4 戦争の原因?国際システムレベル
5 内戦
6 紛争研究における計量的アプローチ
Ⅷ 平和・秩序
1 勢力均衡
2 覇権
3 同盟
4 集団安全保障
5 協調的安全保障
6 紛争予防
7 平和構築
8 経済安全保障
9 経済援助・経済制裁
10 宣伝・広報
第4部 国際政治経済
Ⅸ 経済のグローバル化と歴史の展開
1 国際通貨体制
2 自由貿易体制
3 地域統合・市場統合の展開
4 経済支援・開発支援
5 通貨危機
Ⅹ グローバル経済の新局面をめぐる国際政治
1 世界金融危機
2 21世紀型貿易と自由貿易体制
3 持続可能な開発
4 IT革命
5 知的財産権をめぐる国際政治
6 新興経済国と国際経済体制への影響
第5部 現代の課題
? 国家・地域の課題
1 回帰するアメリカ外