出版社内容情報
2022年度より必修科目となった歴史総合。「近代化と私たち」「大衆化と私たち」「グローバル化と私たち」の大項目から成り、18世紀後半以降の近現代について世界と日本の歴史を横断的に学ぶ。教科書も指導要領も変化し、今まさに現場の教員は試行錯誤のもと、実践を積み上げている。本書は2022年開催の第八回高大連携歴史教育研究会大会とその後の研究会での報告をもとに、現状の点検と見直しも含め、現場の経験に即した議論を提示する。?
【目次】
はじめに
序 章 歴史総合の〈私たち〉およびその背景(向 正樹)
1 歴史教育の大転回
2 歴史総合における〈私たち〉
3 歴史教育変革の切り札
4 本書の視点と構成
第Ⅰ部 今ここにある歴史総合
第1章 歴史の学び方を学ぶ、歴史教育の転換(吉嶺茂樹)
1 歴史総合の実施――現場では相当危ない状況に!
2 鼎談の方向性と中身について――何がどう転換期なのか?
3 中身に入りましょう!――どのように変わるのか?
4 井野瀬久美惠の指摘を読む――正解・不正解を求めない歴史教育への変化
5 「the History」(暗記するべき)と「a History」(ある一つの)
6 今後の課題をめぐって――歴史学習を面白くする
第2章 〈私たち〉を問い直す(矢景裕子)
1 「私たち」とはだれか、なぜそうであるのか
2 歴史総合の構想・授業・評価
3 授業実践――多層で多様な「私たち」を見つめる
4 何のために歴史総合をやるのか、なぜ「私たち」にこだわるのか
第3章 歴史総合の教員養成と高大連携(後藤誠司)
1 『思想』合評会での報告
2 歴史総合と歴史教育
3 大学における教員養成の課題
4 歴史研究と歴史教育の架橋
第Ⅱ部 その先を構想する――ジェンダー史とグローバルヒストリー
第4章 歴史総合とジェンダー(三成美保)
1 二一世紀の国際社会と日本
2 ジェンダー史教育の意義
3 フェミニズムをどう扱うか
4 「男性性」をどう考えさせるか
5 LGBTQ+をどう論じるか
6 歴史教育のジェンダー主流化
第5章 歴史総合ではジェンダー視点からどのように問えるか――問いの一覧表を作成して(川島啓一)
1 歴史総合にジェンダー視点からの問いを導入する難しさ
2 「A 歴史の扉」とジェンダー視点からの問い
3 「B 近代化と私たち」とジェンダー視点からの問い?
4 「B 近代化と私たち」とジェンダー視点からの問い?
5 「C 国際秩序の変化や大衆化と私たち」とジェンダー視点からの問い
6 「D グローバル化と私たち」とジェンダー視点からの問い
7 今後の課題
第6章 近代世界システムと大分岐、そしてグローバルヒストリー玉木俊明
1 近代世界システム
2 「大分岐」論とグローバルヒストリー
3 近代世界システムとグローバルヒストリーの比較
4 近代世界システムと新しいグローバルヒストリー
第7章 ヒト・モノ・情報・カネの移動を中心とした世界史(玉木俊明)
1 超長期的視点から見た近現代史
2 世界はどのようにして縮まった
内容説明
二〇二二年度より必修科目となった歴史総合。その経緯、意義と現場での学びとはいかなるものか。大学・高等学校の教員による議論の成果。
目次
序章 歴史総合〈私たち〉およびその背景(向正樹)
第1部 今ここにある歴史総合(歴史の学び方を学ぶ、歴史教育の転換(吉嶺茂樹)
〈私たち〉を問い直す(矢景裕子)
歴史総合の教員養成と高大連携(後藤誠司))
第2部 その先を構想する―ジェンダー史とグローバルヒストリー(歴史総合とジェンダー(三成美保)
歴史総合ではジェンダー視点からどのように問えるか―問いの一覧表を作成して―(川島啓一)
近代世界システムと大分岐、そしてグローバルヒストリー(玉木俊明)
ヒト・モノ・情報・カネの移動を中心とした世界史(玉木俊明))
第3部 高校・大学・社会をつなぐ歴史―パブリック・ヒストリー(歴史総合の新たな可能性―軍事郵便を活用して―(井上乃晏)
スペインの歴史的記憶と記憶の教育―「内戦証言会」を事例として―(ペレス・リオボ アンドレス)
歴史と社会をつなぐメディア―学習マンガとポッドキャスト―(梶原洋一・室越龍之介))
著者等紹介
向正樹[ムカイマサキ]
1974年 生まれ。現在、同志社大学グローバル地域文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



