出版社内容情報
試行錯誤の末、家庭でも簡単につくることができるインスタント麺を発明した安藤百福とラーメンとの出会いは、終戦直後の大阪の闇市の屋台だった。この本では、安藤百福と日清食品の歴史と実績を追いながら、世界初の「即席麺」を完成させた安藤百福が、どのようにして発明家として知られ、日本の実業家としての地位を獲得していったか、さらには大いなる社会貢献活動を行っていたかを見ていけたらと考える。
内容説明
世界食から宇宙食へ。少年時代の想い出のなかに、いつもチキンラーメンがありました。/本書を書いてみたいと思ったのは、そんなチキンラーメンへの郷愁がよみがえり、発明者である安藤百福という人物への興味がふくらんできたからでした。
目次
プロローグ 宇宙をめざす人類の夢に向かって
第1章 ハレー彗星に見守られた生い立ち
第2章 妻との出会いと食の世界への目覚め
第3章 夢のチキンラーメン誕生ものがたり
第4章 日本一のラーメン屋さんになる夢に向かって
第5章 世界市場をめざすカップ麺の開発
第6章 カップライス発売と思わぬ挫折
第7章 大震災にチキンラーメン号を派遣
エピローグ 世界のMr.Noodle旅立ちのとき
著者等紹介
永野淳太郎[ナガノジュンタロウ]
長野県長野市生まれ。放送作家・ノンフィクション作家。女性誌「新しい女性」編集長を経てフリー。雑誌にルポやコラムを執筆するとともに、ラジオ、テレビ、舞台などの構成、台本づくりに関わる。別名義によるテレビ作品「我、美田に生きる」「桃山に挑んだ陶匠・唐九郎」「平山郁夫 悠久の道」など。倉田事務所代表。日本放送作家協会員。日本脚本家連盟員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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