出版社内容情報
本書では、幅広い分野で注目されている「社会関係資本」(social capital)概念を応用し、 子どもたちの学力や非認知能力を育む学校づくりの特徴について明らかにする。子どもをとりまく社会関係、すなわち「子ども(友人)」「学級」「教師」「家庭」「地域」、これらの5つの社会関係資本の指標を主軸に、事例研究と統計分析の手法によって、子どもたちを取り巻く「つながり」を分析していく。「効果のある学校」「力のある学校」研究の最新の成果により、概念化・計量化可能な指標を構築しつつ、 学校づくりのプロセスに「つながり」がどのように寄与しうるかを具体的に探求。学校づくり研究にブレイクスルーをもたらす一冊。
内容説明
本書では、幅広い分野で注目されている「社会関係資本」(social capital)概念を応用し、子どもたちの学力や非認知能力を育む学校づくりの特徴について明らかにする。子どもをとりまく社会関係、すなわち「子ども(友人)」「学級」「教師」「家庭」「地域」、これらの5つの社会関係資本の指標を主軸に、事例研究と統計分析の手法によって、子どもたちを取り巻く「つながり」を分析していく。「効果のある学校」「力のある学校」研究の最新の成果により、概念化・計量化可能な指標を構築しつつ、学校づくりのプロセスに「つながり」がどのように寄与しうるかを具体的に探求。学校づくり研究にブレイクスルーをもたらす一冊。
目次
社会関係資本から学校づくりへ
第1部 事例編(事例調査の概要―対象校の社会関係資本と社会文化的背景;多様なつながりと居場所で育む社会関係資本―自尊感情とウェルビーイングに着目して;教師ソーシャル・キャピタルはどのように生徒を支えているのか―生徒への指導と支援に着目して;豊かな社会関係資本から生まれる非認知能力;「学び合い」で育む豊かなつながり―教職員の同僚性に支えられて;つながりを育み格差に挑む学校―教師SC・学級SCとレジリエンスに着目して)
第2部 統計編(アンケート調査からみる子どもたちのつながり―調査の概要と社会関係資本の指標;子どもたちのつながりは「開かれて」いるか?―子どもの社会関係資本と格差;安心は信頼を生み出すか―渡る世間は鬼ばかり?;家庭背景がきびしい子どもは、どのような社会関係資本を持っているのか―ジェンダー差に焦点をあてた分析;社会関係資本は学力といかに結びつくのか―授業理解度に着目して;自尊感情に影響するのは人間関係?それとも家庭?;学校と地域のつながりはどのように子どもを支えるか―レジリエンスに着目して)
つながりの力
著者等紹介
志水宏吉[シミズコウキチ]
現在、武庫川女子大学教授
中村瑛仁[ナカムラアキヒト]
現在、京都教育大学准教授
若槻健[ワカツキケン]
現在、関西大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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