出版社内容情報
全 斗煥(1931年から2021年)第11、12代大韓民国大統領。
韓国現代史上最も悲惨とも言われる光州事件を引き起こすなど、韓国民主化運動の敵役として知られる全斗煥。彼による軍事政権樹立の経緯や光州事件への背景、退任後の晩年を、韓国大統領としての初の公式の来日など、日本との関係にも着目しながら追う。建国から戦争や経済的苦境、政治的混乱を経て、発展した民主主義国である現在に至るまでをたどる「もうひとつの現代韓国史」。
内容説明
戦後世代の日韓関係、歴史認識問題はここから始まった。
目次
序 死者の評価―韓国で最も嫌われた元大統領
第1部 スラム街から高級将校へ(貧しい少年時代;陸軍との出会い;助走期間;フロントランナーへの浮上)
第2部 血塗られた権力への階段(朴正熙暗殺事件;粛軍クーデタ;政権獲得と光州事件)
第3部 統治者としての全斗煥(政権の構造;政策的特徴;民主化への道;転落と最期)
終 全斗煥とその時代
著者等紹介
木村幹[キムラカン]
1966年大阪府河内市(現・東大阪市)生まれ。現在、神戸大学大学院国際協力研究科教授。著書『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』ミネルヴァ書房、2000年“アジア・太平洋賞特別賞受賞”。『韓国における「権威主義的」体制の成立』ミネルヴァ書房、2003年“サントリー学芸賞受賞”。『日韓歴史認識問題とは何か』ミネルヴァ書房、2014年“読売・吉野作造賞受賞”ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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