出版社内容情報
私たちは、ふだん当たり前のように使っている「ことば」を、いったいどのように獲得したのでしょうか。本書は、「いつの間にか」次の展開へと移ろいでしまう子どもの言語発達に目を向け、ことばを身につける過程に詰まったさまざまな不思議を探索します。子どもの小さな頭と身体、そしてその周囲でなにが起こっているのか、ことばの発達の舞台裏をめぐることで子育てや保育・教育・療育にきっと新しい楽しさとおもしろさが見つかります。
内容説明
ことばの発達の意識されない「舞台裏」を知ると、子育てや保育・教育・療育はきっともっとおもしろくなる!子どもとかかわるすべての大人へ。イラストたくさん!不思議だらけの言語発達ガイドブック!
目次
序 子どもにとってのことばの世界―もう子どもには戻れない大人たちへ
ツアー1 ことばの発達を広く眺めてみよう(話しことばの一般的な発達;音韻―母語の音の特徴、みーつけた!;語彙―超絶ハードモードな暗号解読!?;文法―単語のブロックを組み合わせる;やりとり―他者との駆け引きがことばを育む?)
ツアー2 子ども独自のことばの世界に飛び込んでみよう(ことばの発達っておもしろい!―筆者の原体験;モノ語の習得に役立つ手がかり―鉄棒と書いて「ブランコ」と読む!?;発達に伴って変化する単語の意味―「クック」の意味は“靴”じゃない!?;モノ‐行為‐単語の見えない関係―「ボールを投げて」はわかるのに「お人形を投げて」はわからない!?;ことばの発達とAI―子ども理解を助けてくれるパワフルな助っ人!?)
ツアー3 ひらかれたことばの発達研究を目指して(対談1―ことばの発達と実践(ゲスト:楢〓雅/幼保連携型認定こども園るんびにこどもえん)
対談2―科学者からみたことばの発達(ゲスト:森口佑介/京都大学大学院文学研究科))
著者等紹介
萩原広道[ハギハラヒロミチ]
大阪大学大学院人間科学研究科助教。博士(人間・環境学)(京都大学、2021年)。東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI‐IRCN)協力研究員、特定国立研究開発法人理化学研究所脳発達分子メカニズム研究チーム客員研究員。作業療法士、公認心理師。専門は発達心理学、発達認知科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜絵
happy55703
skr-shower
ねんつち