出版社内容情報
子どもたちが、身の回りの事物・現象をとらえようとしているとき、いつ、どのような感覚をどのようにはたらかせているのだろうか。教育・保育に携わる者は、子どもの学び・育ちの面から、「感覚器による環境把握」をどう理解し、またそれをどう活用すればよいか。本書では、「教育・保育」の実践に向けた、「かがく」が芽生える「アプローチ」と、各章で「試みたい活動」として関連する実践事例を紹介する。
目次
第1章 アプローチ1「植物」(果実を感じ分ける;「葉っぱ」へ思いを寄せる;植物をどのように観察しますか?;「落ち葉」をどう表現する?)
第2章 アプローチ2「音」「日光」「磁石」(こんなとき、音はどうなるの?;目に見えない「音」を表現;日なたと日陰の地面はどう違う?;暖かさを見てみよう;異学年集団でも磁石は魅力的!?)
第3章 アプローチ3「水」「土・石」(温度が変わると水はどう変わる?;年齢によって、土と水に働きかける姿は変わるの?;土、砂、泥、粘土の違いって?;石への接近術)
著者等紹介
溝邊和成[ミゾベカズシゲ]
兵庫教育大学名誉教授/九州共立大学教授。博士(学術)。専門は、小学校生活科・理科・総合学習実践論・カリキュラム論。最近では、教科横断的な認知表現・カリキュラム構成の史的分析や実践開発に「幼小連携」「異年齢集団学習」「世代間交流」等が加わる研究も関心事となっている
岩本哲也[イワモトテツヤ]
大阪市立味原小学校首席。専門は理科教育。日本理科教育学会、日本生活科・総合的学習教育学会、日本保育学会、大阪市小学校教育研究会理科部に所属。小学校理科の全国学力・学習状況調査問題作成・分析委員(平成31年~令和3年)
坂田紘子[サカタヒロコ]
大阪市立東桃谷小学校指導教諭。日本理科教育学会、日本生活科・総合的学習教育学会、日本保育学会に所属。大阪市小学校教育研究会理科部員。日本理科教育学会優秀実践賞受賞(2020年)。前任校の大阪教育大学附属平野小学校では、文部科学省研究開発指定校として「未来そうぞう科」の実践研究を経験
流田絵美[ナガレダエミ]
学校法人大宮学園大宮幼稚園主幹教諭。日本保育学会所属。大阪市小学校教諭として10年間勤務経験を有する。大阪市保育・幼児教育センター主催:就学前教育カリキュラムパイロット園所実践研究報告(主体性を育むための指導者の働きかけを考える~就学前教育カリキュラムを活用して~)(2020年1月)などを経て、現在、幼児教育の質向上システム(ECEQ:Early Childhood Education Quality System)に取り組み、保育・幼児教育の質の向上に努めている
平川晃基[ヒラカワコウキ]
大阪市立豊新小学校教諭。日本理科教育学会、日本生活科・総合的学習教育学会、日本保育学会に所属。令和2年より大阪市小学校教育研究会社会部員として取り組み、全国小学校社会科研究大会主催校で授業公開(令和3年度)。最近では、理科・社会科を中心とした教科横断的な学習の実践的指導力向上をめざして研鑽を積んできている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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