出版社内容情報
本書は、高等学校の検定済教科書をもとにした法学入門書である。「政治・経済」や「経済活動と法」などの教科書の内容を、法学の体系に再構成し、法学の全体像を分かりやすく解説する。初版刊行後の法改正を反映した第2版では、「公共」や「歴史総合」が新設された、 高等学校の学習指導要領改訂(2022年度)に対応。高校の授業との接続を大切にしながら、様々な法分野を丁寧に説明する。
目次
第1章 法の意義
第2章 日本の近現代法のあゆみ
第3章 日本国憲法と基本的人権
第4章 日本の政治機構
第5章 権利・義務と財産権
第6章 契約と財産権の保護
第7章 株式会社と法
第8章 消費者と法
第9章 労働と法
第10章 社会保障の役割
第11章 民事紛争の予防と解決
第12章 家族と法
著者等紹介
宮川基[ミヤガワモトイ]
1972年神奈川県に生まれる。現在、東北学院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ohe Hiroyuki
3
高校の教科書を基に書いたという本である▼ただ、その内容は意外に本格的である。我が国の近代法の概略もここぞとばかりにギュッと詰まって書かれている▼全体でも200ページ程度の本であるし、労働法や社会保障の部分はさすがに羅列しただけの感はあるが、それでも会社法のところに指名委員会等設置会社などにも言及があり、権利の部分に知的財産についても概説されているその広汎さに驚く。▼何より驚くのは本書は、刑法という節がないのだが、本書を書いている著者は、刑事法の教授であるということである。2024/05/26
takao
0
ふむ2025/07/30