出版社内容情報
COVID-19によるパンデミックや世界的な経済危機への対応は、各国間でなぜこうも異なるのだろうか。危機は国家をどのように作り替えてきたのだろうか。本書は、このような問いを理論的かつ実証的に探求していく。
内容説明
COVID‐19によるパンデミックや世界的な経済危機への対応は、各国間でなぜこうも異なるのだろうか。危機は国家をどのように作り替えてきたのだろうか。本書は、このような問いを理論的かつ実証的に探求していく。
目次
第1部 COVID‐19に対峙する国家(政治体制とCOVID‐19;民主主義国のロックダウンの比較分析―ニュージーランド、イギリス、日本)
第2部 紛争と国家(紛争後の非リベラルな国家建設を市民はどのように認識するのか―2021年シリア世論調査結果の分析から;ミンダナオ和平における政軍関係と第三者関与―分離独立紛争における国軍の和平妨害・抑制要因の検討)
第3部 危機と公共政策(「再生産」の危機と国家―現代日本から考える;アメリカにおける食品安全政策とリスク管理―危機時と平時の観点から;危機対応装置としての福祉国家―経済危機は「日本型生活保障レジーム」に変化をもたらしたのか)
第4部 危機における国家と超国家組織(危機の時代における欧州統合と国家)