出版社内容情報
2025年に大阪・関西万博が開催されます。今回の万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、「人類共通の課題解決に向けて、世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場(未来社会の実験場)」を目指しています。では、そもそも「万博」とは何か、日本と万博との出合いはいつか――こうした万博をめぐるあらゆる読者の疑問に本書は、ていねいに答えます。万博は、世界の歴史を大きく変える役割を果たしてきました。近代から現代まで170年以上に及ぶ万博の歴史をその起源にまで遡ってひもとき、特に戦後世界における万博のテーマ・特色・意義などを、貴重な資料や珍しい写真類をふんだんに使って興味深く描きます。併せて、過去5回の日本の万博や近年注目されているSDGsと万博との関係にも焦点を当て詳しく言及します。さらに万博クイズやホットな話題を盛り込んだコラムなどを通して「非日常を体験する場」としての万博の魅力をたっぷり伝えます。本書を読んで万博に行こう!!
目次
巻頭カラー特集
第1章 万国博覧会とは何か
第2章 万博を理解する
第3章 地理と歴史で見る戦後の世界の万博
第4章 有形・無形の万博遺産
第5章 日本で開かれた5つの万博
第6章 近年の万博とSDGsとのつながり
第7章 2025年大阪・関西万博への道
第8章 SDGsを理解する
第9章 資料いろいろ
著者等紹介
稲葉茂勝[イナバシゲカツ]
1953年東京生まれ。大阪外国語大学、東京外国語大学卒業。国際理解教育学会会員。編集者としてこれまでに1500冊以上を担当。自著も多数。2019年にNPO法人「子ども大学くにたち」を設立し、同理事長に就任。以来、「SDGs子ども大学運動」の展開に力を注ぎ、実行委員会の委員長として活動を広めている。また2021年から「SDGs全国子どもポスターコンクール」の実行委員長も務める
渡邉優[ワタナベマサル]
1956年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、外務省に入省、在ジュネーブ政府代表部公使、在キューバ大使などを歴任。退職後、知見をいかして国際関係論の学者兼文筆業へ。2023年度から成蹊大学客員教授。外務省時代の経験・知識により、「SDGs子ども大学運動」の支柱の一人として活躍。国連英検指導検討委員、日本国際問題研究所客員研究員なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。