出版社内容情報
農業は、世界史上の文明に先行し、その前提となるものであった。農民たちは文明に、そして自然環境に対して、「二重の従属」を強いられつつも両者の接点として奉仕してきた。本書は、古代から二一世紀にいたるまでの間、農民と都市文明、農民と環境の関係がいかなる変化をたどったかを概観する。さらに、現代における地球温暖化や環境汚染、農民の減少等のあらたな問題群にも歴史的展望を与えることで、直面する危機の克服を目指す。
《原著》Mark B. Tauger, Agriculture in World History
内容説明
農業は、世界史上の文明に先行し、その前提となるものであった。農民たちは文明に、そして自然環境に対して、「二重の従属」を強いられつつも両者の接点として奉仕してきた。本書は、古代から二一世紀にいたるまでの間、農民と都市文明、農民と環境の関係がいかなる変化をたどったかを概観する。さらに、現代における地球温暖化や環境汚染、農民の減少等のあらたな問題群にも歴史的展望を与えることで、直面する危機の克服を目指す。
目次
序 世界史における農業と農民の位置
第1章 農業の起源と二重の従属
第2章 古代の農業―土地と自由にまつわる最初の大いなる闘争
第3章 古典古代以降の農業
第4章 近世の農業とヨーロッパ式農業の優位―一五〇〇~一八〇〇年
第5章 一九世紀の農業―解放、近代化、植民地主義
第6章 農業と危機―一九〇〇~四〇年
第7章 農のブームと危機―第二次世界大戦から二一世紀
第8章 結論
著者等紹介
戸谷浩[トヤヒロシ]
1962年生まれ。現在、明治学院大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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