出版社内容情報
山岡鉄舟(1836年から1888年)幕臣、明治天皇の側近。高橋泥舟(1835年から1903年)、幕臣。
高橋泥舟は戊辰戦争の際に徳川慶喜の信頼のもと、恭順の意向を実現するために奔走、降伏条件の交渉役に山岡鉄舟を指名した。
そして山岡鉄舟は、徳川慶喜の命を受け駿府会談にて西郷隆盛と面会し、江戸無血開城を実現せしめた。
維新の影の功労者にして至誠の幕臣「幕末二舟」の波乱に満ちた生涯。
内容説明
至誠の幕臣「幕末二舟」の生涯。維新の影の功労者の実態に迫る。
目次
第1章 義兄弟の出会い
第2章 幕末の二舟
第3章 「江戸無血開城」の功績は誰の手に?
第4章 静岡藩士としての鉄舟・泥舟
第5章 明治の二舟
第6章 鉄舟・泥舟と禅・仏教
第7章 二舟の書と武芸
第8章 鉄舟・泥舟の家族と弟子・知人たち
終章 二舟の終焉
著者等紹介
岩下哲典[イワシタテツノリ]
1962年長野県塩尻市「たのめの里」生まれ。2001年博士(歴史学、青山学院大学)。徳川黎明会総務部学芸員、国立歴史民俗博物館客員助教授、明海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部教授などを経て、東洋大学文学部史学科・大学院文学研究科史学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
11
過去の断片を繋ぎ合わせて歴史を再構築する以上、欠けている部分を著者の考えや願望で補うのは当然だと思う。小説家なら自由に想像の翼を広げれば良い。だが、歴史家は自制が必要だ。思い入れがあったとしても、極力公平なジョッジメントが求められるはず。さて、本書。二舟(鉄舟と泥舟)をあるべき位置に戻したいという熱い思いが迸る。思い入れや愛着があるのは当然。だが、著者には”醒めた炎”であって欲しかった。2023/09/14
takao
1
ふむ2024/09/18
Tetsuya Suzuki
1
三舟とも好きです。この本は海舟に関しては、ほぼフォーカス当たってないですが、著者の方は好きらしいです。 改めて御三方のお墓参りに行こうと思っています!2023/12/19
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