出版社内容情報
日本の大企業セクターにおける個別化された雇用関係の現実とは――。労使関係論の方法である「どんな仕事をどれくらいやって、いくらもらうのか」という仕事に関する規則に着目、その規則を決定するために労使間でどのような合意形成のための取り組みがなされているのか、ある日本企業の企業別労働組合を事例に観察・分析、今後を展望する。
内容説明
日本の大企業セクターにおける個別化された雇用関係の現実とは―。労使関係論の方法である「どんな仕事をどれくらいやって、いくらもらうのか」という仕事に関する規則に着目、その規則を決定するために労使間でどのような合意形成のための取り組みがなされているのか、ある日本企業の企業別労働組合を事例に観察・分析、今後を展望する。
目次
第1部 問題意識と分析枠組み(個別化された日本の雇用関係;個別化された雇用関係研究の方法;日本企業の組織モデルと労働者類型)
第2部 事例研究(個人別の仕事決定(目標設定と進捗管理)の実態
労働時間決定への労働組合の関与
成果主義人事制度と労働組合
持続可能な経営に向けた労使協議・経営参加
近年の経営環境の変化と労働条件決定への影響)
第3部 総括と展望および今後の課題(日本企業の雇用関係の展望)
著者等紹介
三吉勉[ミヨシツトム]
1968年生まれ、大阪府出身。京都大学理学部卒業後、民間電機メーカーにて技術者として勤務。労働組合の専従役員在任中に同志社大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。現在、同志社大学社会学部助教(博士、産業関係学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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