出版社内容情報
応仁・文明の乱から大坂の役まで、九州・琉球は大名や国人が中央も視野にいれた複雑な関係を築く一方で、大陸とも海を通じて緊密な交流をもち、その交易・流通は内陸の人々の生活とも深く関わっていた。さらに、各地に残る置文・家訓・掟は、領主それぞれの性格や、時代的推移・特色を示している。本書では九州・琉球における大名・国人の消長と相互の有機的な関係について段階をおって叙述しながら、慣習や信仰といった生活領域も含む全体の姿を総合的に分析する。
内容説明
応仁・文明の乱から大坂の役まで、九州・琉球は大名や国人が中央も視野にいれた複雑な関係を築く一方で、大陸とも海を通じて緊密な交流をもち、その交易・流通は内陸の人々の生活とも深く関わっていた。さらに、各地に残る置文・家訓・掟は、領主それぞれの性格や、時代的推移・特色を示している。本書では九州・琉球における大名・国人の消長と相互の有機的な関係について段階をおって叙述しながら、慣習や信仰といった生活領域も含む全体の姿を総合的に分析する。
目次
第1章 戦国時代の九州・琉球
第2章 応仁・文明の乱と九州
第3章 戦国の世の到来
第4章 大名・国衆の勃興と東アジアの転換
第5章 覇者の登場と戦国の社会
第6章 西欧世界との接触と社会の変貌
第7章 「九州統合」戦争とその終末
第8章 豊臣政権の九州統治
第9章 豊臣政権の太閤検地と朝鮮出兵
第10章 近世社会が生んだものとなくしたもの
著者等紹介
福島金治[フクシマカネハル]
1953年宮崎県生まれ。1996年博士(文学)九州大学。現在、愛知学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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