出版社内容情報
柏木義円(1860年から1938年)牧師、キリスト教思想家。
群馬県安中教会の牧師として終生を地域伝道に尽くしながら、廃娼運動・足尾銅山鉱毒事件・朝鮮伝道など、言論弾圧に対してキリスト者の立場から広く社会問題に批判を繰り広げた。キリスト教の正統的理解による考えや、周囲の人々との関係性、女性論、非戦論など様々な視点から、真摯な信仰実践者の思想と人生を描き出す。
内容説明
柏木義円(一八六〇~一九三八)牧師、キリスト教思想家。群馬県安中教会の牧師として終生を地域伝道に尽くしながら、廃娼運動・足尾銅山鉱毒事件・朝鮮伝道など、言論弾圧に対してキリスト者の立場から広く社会問題に批判を繰り広げた。キリスト教の正統的理解による考えや、周囲の人々との関係性、女性論、非戦論など様々な視点から、真摯な信仰実践者の思想と人生を描き出す。
目次
幼少年期の柏木義円
青少年期の教育
熊本英学校不敬事件
地域のなかへ
主戦論から非戦論へ
信仰の自由
朝鮮伝道問題
非戦の思想と日本の岐路
ワシントン会議後の思想の変遷
新しい時代をめざして
『月報』の危機と柏木の最晩年
ファシズムへの抵抗
著者等紹介
片野真佐子[カタノマサコ]
1949年東京生まれ。2018年大阪商業大学大学院地域政策学研究科・経済学部経済学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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