出版社内容情報
本書は、中小企業をブランド弱者と位置づけ、その成長をインターナル・ブランディングをキーとして考察する。また、中小企業の成長に必要な「ブランド創発型企業」の構築プロセスとメカニズムを解説する。これらの知見と筆者やブランド・マネージャー認定協会の携わってきたマネジメントの事例をとおして、中小企業がブランド強者へと成長するために必要な戦略、仕組み、取り組みについて提示する。
目次
まえがき
序 章 なぜ中小企業に焦点を当てたのか
第Ⅰ部 理論×戦略
第1章 ブランド弱者の負の連鎖
1 中小企業における「負の連鎖」と「ブランド・バリア」
2 中小企業のブランディング戦略の実行における阻害要因
第2章 戦略的ブランディングの方法
1 中小企業のブランディングに関する先行研究
2 中小企業に適用可能なブランディング・プロセス
第3章 組織成立の3要素とCEOブランド
1 ブランドの定義から学ぶもの
2 戦略的な視点から捉える定義から学ぶもの
3 組織成立の3要素の好循環
4 組織成立におけるCEOブランド
第4章 インターナル・ブランディングの基本プロセス
1 インターナル・ブランディングの重要性
2 インターナル・ブランディングの実行方法
3 企業発展プロセスにおけるインターナル・ブランディングの浸透
4 企業変革におけるインターナル・ブランディング
第5章 企業変革におけるインターナル・ブランディング
1 企業変革の重要性
2 インターナル・ブランディングの普遍的なプロセス
3 変革型リーダーシップを目指して
第6章 ICTの活用とソーシャル・キャピタル
1 ICTの活用
2 「戦略的」という意味とその取り組み
3 経営学の視点から捉えた「ソーシャル・キャピタル」
4 「ソーシャル・キャピタル」の役割
5 「ソーシャル・キャピタル」の重要性
6 「ソーシャル・キャピタル」の構築・強化
第Ⅱ部 実践×事例
第7章 ブランド・マネージャー認定協会の取り組み
1 ブランド・マネージャー認定協会の設立理由
2 ブランド・マネージャー認定協会の実績
3 中小企業のブランディング戦略の実行における解決策
第8章 中島大祥堂の戦略的ブランディングの取り組み
1 「中島大祥堂」の選定理由およびインタビュー
2 「中島大祥堂」の事例考察
3 「中島大祥堂」の現状分析
4 事例考察の成果
第9章 CEOブランドが与える影響と本多プラスにおける事例
1 CEOブランドの役割
2 CEOブランドの先行事例
3 日本におけるCEOランドがもたらした戦略的競争優位性
4 ジョブズと本多社長の共通点
補 論 インターナル・ブランディングのキーワード
本書を読み終えたあと、一歩先を見据え!
あとがき
参考文献
人名、企業・組織/団体・ブランド名索引/事項索引
著者略歴
著・文・その他:徐 誠敏
2022年6月現在
名古屋経済大学経営学部准教授。
一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会アドバイザー。
著・文・その他:李 美善
2022年6月現在
名古屋経済大学経営学部准教授。
目次
第1部 理論×戦略(ブランド弱者の負の連鎖;戦略的ブランディングの方法;組織成立の3要素とCEOブランド;インターナル・ブランディングの基本プロセス;企業変革におけるインターナル・ブランディング;ICTの活用とソーシャル・キャピタル)
第2部 実践×事例(ブランド・マネージャー認定協会の取り組み;中島大祥堂の戦略的ブランディングの取り組み;CEOブランドが与える影響と本多プラスにおける事例)
補論 インターナル・ブランディングのキーワード
著者等紹介
徐誠敏[ソソンミン]
韓国生まれ。中央大学大学院商学研究科博士後期課程修了(商学博士)。現在、名古屋経済大学経営学部准教授。一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会アドバイザー。専門はマーケティング論、企業ブランド・マネジメント論
李美善[イミスン]
韓国生まれ。名城大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。現在、名古屋経済大学経営学部准教授。専門は経営学、経営戦略、国際経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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