出版社内容情報
山住 勝広[ヤマズミ カツヒロ]
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内容説明
学校教育の場における拡張的学習の可能性について、教育のイノベーションと関連づけながら検討・考察する。活動理論と拡張的学習理論の基本的な枠組み、教育イノベーションにおける実践的な応用について、事例を織り交ぜながら解説。学習活動のデザインと分析に拡張的学習理論を応用、小学生や高校生の拡張的学習の創造のための指針を導き出していく。まだ、具体的な実践事例の分析を通して、教師教育の分野におけるイノベーションに新しい視点と知見を示す。
目次
1 イントロダクション(活動理論と拡張的学習理論による教育イノベーションの探究;教育イノベーションへの拡張的学習と形成的介入のアプローチ―協働的で変革的なエージェンシーの形成へ)
2 拡張的学習の創造と新たな学校づくり(総合的な学習の時間の矛盾と拡張可能性―教育目標達成のジレンマからの解放;ノットワーキングで実現する社会に開かれた学校づくり―総合的な学習の時間の活用;工業教育における「探究」の可能性―拡張的学習への扉を開く ほか)
3 教師・保育者の拡張的学習(教師の「拡張的学習」が引き起こす「カリキュラム意識」の生成―創造的な「教える」という営みを支える原理の解明;拡張的学習の場を準備する「保育記録研究交流会」)
著者等紹介
山住勝広[ヤマズミカツヒロ]
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。博士(学術)(神戸大学、1996年)。関西大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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