出版社内容情報
近代日本の出発点となった明治維新そして明治国家を、政治・思想、経済・技術、文化・教育から総合的に捉え直す。
経済・技術を取り上げる第2巻では、経済発展の方向性を示した政治家や官僚たち、そして実際に事業の担い手となった官僚・士族・農民たちの足跡を取り上げる。
また、地方経済の勃興を牽引した各地の人々も紹介し、「殖産興業」の掛け声のもと奇跡的な内在的発展を成し遂げた全体像を描く。
内容説明
近代日本の出発点となった明治維新そして明治国家を、政治・思想、経済・技術、文化・教育から総合的に捉え直す。経済・技術を取り上げる第2巻では、経済発展の方向性を示した政治家や官僚たち、そして実際に事業の担い手となった官僚・士族・農民たちの足跡を取り上げる。また、地方経済の勃興を牽引した各地の人々も紹介し、「殖産興業」の掛け声のもと奇跡的な内在的発展を成し遂げた全体像を描く。
目次
二つの時代を生きた人々の殖産興業
第1部 官業の担い手(武田昌次と明治初年の農政;咸臨丸機関長肥田浜五郎の明治;平岡通義と工部省―洋行経験なき長州藩出身者の官僚人生;得能良介と印刷・金融行政の近代)
第2部 地域の近代をもたらした人々(三島億二郎と地域の近代化;飼育技術の改良からみる養蚕農民の近代―群馬県の養蚕家・松下政右衛門と井草太郎右衛門;報徳仕法と北海道「開拓」―大友亀太郎の御手作場経営をめぐって;杉浦誠の北海道開拓)
第3部 維新の経済制度を考えた人々(木下助之と経世済民;「牧民官」籠手田安定と地租・市場経済―地租米納論の比較から;五代友厚の事業展開と市場経済;明治一四年政変前夜における大隈重信の準備金回収政策―広業商会から横浜正金銀行へ)
著者等紹介
鈴木淳[スズキジュン]
1962年東京都新宿区生まれ。1995年博士(文学)。東京大学社会科学研究所助手、教養学部助教授などを経て、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
-
- 和書
- ユートピアの精神