出版社内容情報
シカの被害防止や資源利用、飼育管理について10のテーマに分けてわかりやすく解説。シカの全身利用に役に立つ情報が満載。
Q1 なぜシカはここまで増えたのでしょうか?
◆増減を繰り返してきたシカの生息数 ◆シカの異常増加は人為に起因―その4つの要因 ◆シカ資源の持続的な利活用へ
Q2 シカはどのような生きものなのでしょうか?
◆シカの体の特徴は? ◆シカの一年の生態と一日の行動サイクルは? ◆シカの生態と行動習性の特徴は?
Q3 近年急速に増え続けるシカにどう対処したらよいのでしょうか?
◆駆除対策が被害を拡大させている!? ◆シカとの共生と資源利用を両立させる ◆定住シカを里に下ろさない鹿垣の知恵
Q4 シカは資源としてどのように活用できるのでしょうか?
◆肉の利用法は?―さまざまな部位の利用へ ◆皮革の利用法は?―柔軟性や優しい肌触り、強靭さを活かして
◆幼角の利用法は?―乾燥させたものが漢方薬の重要な原料に ◆枯角の利用骨などの利用法は?―再生医療の素材や畜産飼料としての可能性 ◆骨などの利用法は?―硬い割に加工がしやすい性質を活かして)
【コラム】鹿骨の驚くべき効果
Q5 シカの肉や幼角を薬膳や漢方薬としてどのように利用したらよいのでしょうか?
◆日本型薬膳料理の普及に向けて ◆鹿肉の成分と健康への効果 ◆漢方素材として用いられてきた幼角
◆明らかになってきた幼角の優れた機能
【コラム】鹿肉を利用した薬膳家庭料理
Q6 海外でシカの資源活用はどのように行われているのでしょうか?
◆中国でのシカ産業の推移 ◆ニュージーランドでの鹿産業の推移
【コラム】中国の養鹿と幼角(鹿茸)の利用・加工
Q7 シカを家畜として扱うことはできるのでしょうか?
◆養鹿の黎明期へ ◆養鹿の最盛期から試練期へ ◆早期の養鹿復活に向けて
Q8 野生シカを人に馴れさせるにはどうすればよいのでしょうか?
◆子ジカの捕獲の仕方 ◆子ジカの哺育の仕方 ◆飼養管理の基本原則は?
Q9 どうすればシカ資源を活用した地域産業を興すことがきるのでしょうか?
◆まずは先進地域や過去の事例から学ぶこと ◆シカ産業立ち上げのためにまず必要なこと
Q10 シカを中山間地の地域づくりに活かすにはどうすればよいのでしょうか?
◆日本の鹿牧場の実践から考える ◆シカを生かした地域産業立ち上げに必要なこと
【資料編】
1.日本におけるシカの歴史と養鹿、資源利用などの流れ
2.全国でのシカ牧場での飼育頭数と品種(平成2年3月31日現在)
3.養鹿に関する情報を得る
丹治藤治[タンジトウジ]
著・文・その他
宮崎昭[ミヤザキアキラ]
監修
畜産技術協会[チクサンギジュツキョウカイ]
監修
目次
Q1 なぜシカはここまで増えたのでしょうか?
Q2 シカはどのような生きものなのでしょうか?
Q3 近年急速に増え続けるシカにどう対処したらよいのでしょうか?
Q4 シカは資源としてどのように活用できるのでしょうか?
Q5 シカの肉や幼角を薬膳や漢方薬としてどのように利用したらよいのでしょうか?
Q6 海外でシカの資源活用はどのように行われているのでしょうか?
Q7 シカを家畜として扱うことはできるのでしょうか?
Q8 野生シカを人に馴れさせるにはどうすればよいのでしょうか?
Q9 どうすればシカ資源を活用した地域産業を興すことができるのでしょうか?
Q10 シカを中山間地の地域づくりに活かすにはどうすればよいのでしょうか?
著者等紹介
丹治藤治[タンジトウジ]
昭和5年福島県東和町生まれ。獣医師。昭和25(1950)年日本大学獣医学部卒業。昭和27(1952)年同大学法学部卒業。協同薬品株式会社、クミアイ化学工業株式会社を経て(株)畜産資材研究所創立、のち(株)カルタンに社名変更。その間、クミアイ家畜薬研究所創立、養豚技術研究所創設、木幡雑草会創立(日本最初のふるさと興し活動)、(社)日本中国農林水産交流協会監事・専務理事、全日本養鹿協会創設専務理事・会長、日本鹿皮革開発協議会創設会長、日本鹿皮革文化を考える会発起人
宮崎昭[ミヤザキアキラ]
昭和36(1961)年京都大学農学部卒業。京都大学教授、学生部長、大学院農学研究科長・農学部長、副学長で退官。名誉教授。その間、朝日農業賞中央審査員、畜産振興事業団評議員、畜産大賞中央全体審査委員長などを歴任。専門分野は畜産資源学、国際畜産論で、昭和51(1976)年に日本畜産学会賞を受賞。平成27(2015)年に第33回京都府文化賞特別功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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木村あきら