出版社内容情報
本書は、18世紀に欧米で現れた人権概念の現代までの世界史を鳥瞰する。「普遍的人権」概念は様々な抵抗を受けつつ拡張と収縮を繰り返してきた。世界貿易と資本主義の拡張に伴い、「普遍的人権」概念を他地域に押しつける植民地主義的人権論は、反動を引き起こしつつも、西欧からその他地域へと広がってきた。子供、女性、同性愛者、環境保持の権利等「新しい人権」概念も含め、その成立と展開、変容を辿る。
《原著》Peter N. Stearns, Human Rights in World History, Routledge, 2012.
内容説明
本書は、一八世紀に欧米で現れた人権概念の現代までの世界史を鳥瞰する。「普遍的人権」概念は様々な抵抗を受けつつ拡張と収縮を繰り返してきた。世界貿易と資本主義の拡張に伴い、「普遍的人権」概念を他地域に押しつける植民地主義的人権論は、反動を引き起こしつつも、西欧からその他地域へと広がってきた。子供、女性、同性愛者、環境保持の権利等「新しい人権」概念も含め、その成立と展開、変容を辿る。
目次
第1章 今日の難問
第2章 前近代の世界史における人権
第3章 人権に向けての新しい推進力
第4章 世界の舞台における人権―一九世紀と大戦間期の数十年
第5章 人権とそのグローバルな拡大―一九四五年以後の成長の波
第6章 抵抗と反応―グローバリゼーションの推進か、抑制か
第7章 結論―動き続けている人権
著者等紹介
上杉忍[ウエスギシノブ]
1945年生まれ。現在、横浜市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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