出版社内容情報
日本を代表し、かつグローバル競争の最も激しい渦中にある企業、パナソニック株式会社。その詳細な観察を通じて、社内の詳細な事実を記述、グローバル経営の組織と運営を総括的に明らかにする。日本本社、国内事業部、中国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インドの海外拠点における開発、生産、販売部門での延べ75回に及ぶヒアリング調査により、通常では困難な社内の詳細な事実の記述を可能にした。
内容説明
日本を代表し、かつグローバル競争の最も激しい渦中にある企業、パナソニック株式会社。その詳細な観察を通じて、社内の詳細な事実を記述、グローバル経営の組織と運営を総括的に明らかにする。日本本社、国内事業部、中国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インドの海外拠点における開発、生産、販売部門での延べ70回を超えるヒアリング調査により、通常では困難な社内の詳細な事実の記述を可能にした。
目次
第1部 課題と方法(課題と方法―先行研究批判)
第2部 仕事のガバナンス(事業計画にもとづく組織業績管理プロセスの全体像―2010年代前半のP社デジタル家電関連事業部の世界;原価構築における開発部門と購買部門―事業計画と「合わせ技」での貢献の構図;海外製造拠点における能率管理と品質管理―縦のガバナンス機構の構図;海外販社部門の組織業績管理と仕事決定―2010年代前半の海外家電販社の事例調査;補論 マトリックス経営における地域軸の仕事―パナソニックインドにおける販売機能強化の取り組み)
第3部 報酬のガバナンス(本社の人事改革;人事制度グローバル標準化のプロセス;海外販売拠点の人事処遇制度;海外生産拠点の人事処遇制度)
学び得たこと
著者等紹介
石田光男[イシダミツオ]
1949年長野県に生まれる。東京大学大学院経済学研究科博士課程を経て、同志社大学社会学部名誉教授(博士、経済学)。主著『仕事の社会科学』ミネルヴァ書房、2003年(第10回社会政策学会学術賞受賞)など多数
上田眞士[ウエダマサシ]
1961年京都府に生まれる。労働組合職員の勤務を経て、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、同志社大学社会学部教授(博士、経済学)。主著『現代イギリス労使関係の変容と展開』ミネルヴァ書房、2007年(第14回社会政策学会奨励賞受賞)。他、論文など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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