出版社内容情報
保育士養成課程における「子ども家庭支援論」の教科書。子育て家庭に対する支援の意義と役割・目的、支援のための体制をわかりやすく解説。保育の専門性を生かした子ども家庭支援の意義と基本、ニーズに応じた多様な支援と子ども家庭支援の現状と課題について学ぶ。
目次
1 子ども家庭支援の役割
2 子どもや子育て家庭の育ちと社会の変容
3 保育士が担う子ども家庭支援の基本姿勢と倫理
4 保育所を利用する全ての子育て家庭を対象とした支援
5 保育所を利用する特別な配慮を必要とする子育て家庭への支援
6 地域の子育て家庭への支援
7 保育所等を利用していない子どもを対象とした支援
8 社会的養護を必要とする家庭への支援
9 子ども家庭支援に関わる法・制度
10 子ども家庭支援における社会資源との連携
著者等紹介
橋本真紀[ハシモトマキ]
1965年生まれ。関西学院大学教育学部教授
鶴宏史[ツルヒロフミ]
1975年生まれ。武庫川女子大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jackbdc
4
専門職を目指す学生向けテキスト。当たり障りのない内容が多いのだが、どうしても違和感を覚えた内容がひとつ。”親になる準備が必要”というもの。確かに核家族化が進み、親になるまで乳幼児と触れ合う機会が少ないため不安につながっているという主張は理解できる。だからといって親になる準備と称する講座を受講すれば良いというのは短絡過ぎるのではないか。今の若者に足りていないのは乳幼児との触れ合いだけでなく他人との触れ合いではないか?多様な他人との触れ合いが親としての資質を育てるのではないか?まあ飛躍し過ぎかもしれないが。2021/10/04