出版社内容情報
ツーリズム・モビリティは、デジタル技術に支えられたコミュニケーションと緊密に結びつきながら、社会や文化を急速に変容させつつある。タイトルに掲げる「観光コミュニケーション論」は、まさに現在進行形で蠢きつつある「何か」を問おうとする挑戦的な試みだといえよう。観光学における基本的な概念に加えて、「がっかり名所」「ぬい撮り」「バーチャル観光」「インスタ映えスポット」など、最新の研究対象をも網羅した入門書。
目次
第1部 観光コミュニケーション論とは何か(問い直される観光、問い直されるコミュニケーション;新しい観光コミュニケーション論のためのキーワード;観光コミュニケーションがもたらすイシュー)
第2部 コミュニケーションする観光(ホスト/ゲスト論の新展開;ツーリスト・コミュニケーション;再帰的な観光)
第3部 観光するコミュニケーション(観光コミュニケーション「を」つくるもの;観光コミュニケーション「が」つくるもの)
第4部 観光コミュニケーションの臨界(新たな「テクノロジー」が問いかけるもの;新たな「文化」が問いかけるもの;「新型コロナウイルス感染症以降」の観光コミュニケーション)
第5部 観光コミュニケーション論の先駆者たち(ツーリズム・モビリティ研究の先駆者たち;メディア・コミュニケーション研究の先駆者たち)
著者等紹介
須藤廣[スドウヒロシ]
法政大学大学院政策創造研究科教授
遠藤英樹[エンドウヒデキ]
立命館大学文学部教授
高岡文章[タカオカフミアキ]
立教大学観光学部教授
松本健太郎[マツモトケンタロウ]
二松学舎大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。