出版社内容情報
本書は教育に特化した統計分析法の入門書である。大学生や研究者、現場の教員のために編まれたもので、統計的なデータを「読む」ことを目的とした内容になっている。研究の進め方やデータ収集から多変量解析まで、教育の生データを用いて解説する実践的なテキストである。
内容説明
本書は教育に特化した統計分析法の入門書である。大学生や研究者、現場の教員のために編まれたもので、統計的なデータを「読む」ことを目的とした内容になっている。研究の進め方やデータ収集から多変量解析まで、教育の生データを用いて解説する実践的なテキストである。
目次
教育とデータを結びつける
第1部 リサーチ・クエッションを立て、データを集める(調査研究のプロセス;仮説検証のための論証戦略;データ収集法の基礎;量的研究と質的研究をどのように使い分けるか;学校での集合自記式質問紙調査の過程と研究倫理)
第2部 記述統計と推測統計の基礎(公開されている教育データをどう読むか―記述統計;推測統計の基本)
第3部 教育データを読み、解釈する(データ分析の第一歩―クロス集計とエラボレーション;本当に差があるといえるのか―X2検定;親子の学力に関連はあるのか―2グループ間の平均値の比較;大学生は学年によって勉強量が異なるのか―3グループ以上の平均値の比較;国語の成績が良い児童ほど算数の成績が良いのか―相関分析;1時間勉強するとどのくらい学力は上がるのか―回帰分析の考え方;読書は国語の成績を上げるか―重回帰分析)
第4部 教育データの高度な分析手法を知る(階層的なデータをどのように分析するのか―マルチレベル分析;一度獲得した学力はどう変化するのか―パネルデータの分析)
著者等紹介
耳塚寛明[ミミズカヒロアキ]
1953年生まれ。1981年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。現在、青山学院大学コミュニティ人間科学部学部特任教授。お茶の水女子大学名誉教授
中西啓喜[ナカニシヒロキ]
1983年生まれ。2013年青山学院大学教育人間科学研究科博士後期課程修了。博士(教育学、青山学院大学)。現在、桃山学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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