出版社内容情報
農民から実業家、財界の指導へ。民業発展と社会改良に邁進した生涯。
内容説明
農民から実業家、財界の指導へ。民業発展と社会改良に邁進した生涯。
目次
第1章 商才と血気
第2章 幕臣から新政府へ
第3章 民業の地位向上を志す
第4章 創業の推進・支援
第5章 栄一の日常と実業家としての活動
第6章 晩節を全うする
著者等紹介
武田晴人[タケダハルヒト]
1949年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学、東京大学)。東京大学名誉教授、公益財団法人三井文庫常務理事・文庫長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オルレアンの聖たぬき
2
大河ドラマ『青天を衝け』の渋沢栄一と史実の渋沢栄一の差を比べようと思った。事実は小説よりも面白かった。そして晩年ギリギリまで『ギラギラ』していた栄一の人生が評伝を通してよくわかった。2022/10/04
としき
2
今一番話題の偉人と言えばこの人!放映中の大河ドラマの主人公でもあり、新しい紙幣の肖像にもなるそうだ。いみじくも自分が務めた会社も渋沢倉庫に本社を構えた時期があり、毎日エントランスに置かれた銅像を見ながら?通勤していたが、これほどの偉人であったとは知らなかった。TVでも先ずは懐を豊かにすることから一橋家を再建しようとしたように、官にだけ頼るのではなく、民の力をどう結集して国を富ますかに真剣に取り組み、当に我が国の資本主義と礎を築いた。サブタイトル通り人と金を如何に集め、それを如何に民に施すかに尽力した。 2021/07/04
Go Extreme
1
商才と血気:学びの時期 血気にはやる 幕臣から新政府へ:志をまげて士官する フランス体験と「合本」の思想 新時代の制度設計に携わる 民業の地位向上を志す:銀行経営に乗り出す 第一国立銀行 薄弱な経営基盤の改善 創業の推進・支援:新事業の創設 「合本」の理念を追いかける 誤解された合本主義 栄一の日常と実業家としての活動:家族と日常 活動の場が広がる 実業から引退する 晩節を全うする:民間外交を推進する 渋沢同族株式会社の設立と完全引退 公益を追及する 永眠 生涯現役の日常生活2021/05/11