出版社内容情報
「逃げろ」「離婚しろ」「かかわるな」…ネットでそう表現される “境界性パーソナリティ障害”をはじめ、不安障害、双極性障害などの心の病を約20年前に発症した妻。依存、暴力、自傷・自殺未遂を繰り返すも、逃げずに向き合い続ける夫と過ごす時間の中で、根底にあった「自己否定感」に気づき、自身の特性と対処法を見つけていく。――
本書は、自己否定感にとらわれ生きることが苦しくなった人と、その周りで悩み、抜け道がみつからない人へ贈るメッセージブックです。延べ1000人余の相談を受けるなかで夫婦に寄せられたQ&Aも収録。「何が発症につながったのか」「どうして克服できたのか」「その後何に気をつけているか」――当事者の妻とその夫が紡ぐ、克服のメソッド。
内容説明
不安障害、双極性障害、境界性パーソナリティ障害…数々の心の病を抱える妻と、その夫。自傷・自殺未遂、依存、暴力を繰り返す妻に、夫はどう向き合ったのか?自己否定感にとらわれ、生きることが苦しくなった人と、その周りで悩み、抜け道がみつからない人へ贈る、メッセージブック!
目次
第1章 妻・咲セリという症例(パートナーへの暴力;精神的虐待の中で過ごした幼少期・思春期 ほか)
第2章 夫・咲生和臣の視点(発症と戸惑い;精神科では治せない? ほか)
第3章 “夫婦対談”自己否定からくる心の病を共に生きて(無理に生かそうとは思わなかった;別れようと思ったことはない ほか)
第4章 夫へのQ&A(当事者がおかしくなっていった時、感じたことは?;当事者が「死にたい」と言った時、どう扱いましたか? ほか)
著者等紹介
咲セリ[サキセリ]
1979年生まれ。生きづらさを抱えながら生きていたところを、不治の病を抱える猫と出会い、「命は生きているだけで愛おしい」というメッセージを受け取る。以来、NHK福祉番組に出演したり、全国で講演活動をしたり、生きづらさと猫の本を出版する
咲生和臣[サキュウカズトミ]
1974年生まれ。双極性障害、境界性パーソナリティ障害、不安障害など、様々な精神疾患を抱える妻・咲セリのパートナーとして、25年の歳月をその傍らで共に歩む(2021年現在)。日本心理学会認定心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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香菜子(かなこ・Kanako)
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