出版社内容情報
メキシコにはアガベと呼ばれるリュウゼツランからつくられたテキーラとメスカルという蒸留酒がある。
同じ起源をもつふたつの酒だが、特定の土地でつくられたテロワール産品はテキーラとしてグローバルに知られるようになった。そして近年ではそれを追いかけてメスカルもメキシコのローカル市場から脱却しようとしている。
本書は、同じ起源をもつにもかかわらず異なる産品となった香気に富むこのふたつについて、生産現場から消費地までをつぶさに踏査のうえ名酒生産がはらむポリティクスを読み解く。
(原著 Sarah Bowen
内容説明
君知るや名酒これあり―メキシコにはアガベと呼ばれるリュウゼツランからつくられたテキーラとメスカルという蒸留酒がある。同じ起源をもつふたつの酒だが、特定の土地でつくられたテロワール産品はテキーラとしてグローバルに知られるようになった。そして近年ではそれを追いかけてメスカルもメキシコのローカル市場から脱却しようとしている。本書は、同じ起源をもつにもかかわらず異なる産品となった香気に富むこのふたつについて、生産現場から消費地までをつぶさに踏査のうえ名酒生産がはらむポリティクスを読み解く。
目次
第1章 産地の保証
第2章 畑からあなたのグラスへ
第3章 誰がルールを定めるのか―テキーラの品質の創出および定義
第4章 アガベの心臓部―テキーラゆかりの地での農業
第5章 原産地名称の影に隠れたメスカル
第6章 ヒップスター、希望、そしてクラフト・メスカルの未来
第7章 メキシコ産スピリッツの未来
著者等紹介
ボーウェン,サラ[ボーウェン,サラ] [Bowen,Sarah]
2008年社会学博士号取得(ウィスコンシン大学マジソン校)。2014年ノースカロライナ州立大学社会学・人類学部准教授就任。2015年Divided Spirits:Tequila,Mezcal,and the Politics of Production,Oakland:University of California Pressを上梓。2020年ノースカロライナ州立大学社会学・人類学部教授就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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