出版社内容情報
フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの北欧4か国の研究者が、各国の教育制度を踏まえて、障害、いじめ、非行、外国に背景をもつ子どもなど、多様な課題に対する実践を紹介。
日本の教育現場で学校改善を実現するために、関係諸機関と連携したアプローチのあり方を提言する。
内容説明
インクルージョンの歴史的展開や、子どもの教育的ニーズとの関係性を概説。フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーの北欧4か国の研究者が、各国の教育制度を踏まえて、障害、いじめ、非行、外国に背景をもつ子どもなど、多様な課題に対する実践を紹介。日本の教育現場で学校改善を実現するために、関係諸機関と連携したアプローチのあり方を提言。
目次
第1部 インクルージョンと学校(インクルージョンの萌芽と歴史的展開;教育におけるインクルージョンの概念―学校との関係から;学校における子どもの多様なニーズ)
第2部 北欧の学校が抱える様々な課題とインクルージョン実践(北欧の社会と教育・学校;北欧の教育制度;子どもの「参加」をうながす動機づけの取り組み―フィンランドの課題と実践;すべての子どもに居場所のある学校をつくる―スウェーデンの課題と実践;いじめをなくすための学校づくり―デンマークの課題と実践;子どもの指導のための教員と他の専門職との協働―ノルウェーの課題と実践)
第3部 学校現場でインクルージョンをどのように実現するか(「子どもの課題」とその捉え方;子どもの学校生活に影響を及ぼす家庭の問題と学校のかかわり;インクルーシブな学校の指導体制と指導方法の工夫;校内における連携;関係諸機関との連携;子どもの教育と支援に携わるスペシャリストとして)
著者等紹介
石田祥代[イシダサチヨ]
千葉大学教育学部教授、博士(心身障害学)。1991~1992年、1996~1998年、スウェーデンルンド大学社会福祉学部特別研究員。子どもを包摂するインクルーシブな支援システムを主な研究テーマとする
是永かな子[コレナガカナコ]
高知大学教職大学院教授、博士(教育学)。1994~1995年、スウェーデンルンド大学マルメ校教育学部留学。北欧と日本、とくに高知県における「通常の教育では十分に学習できない子ども」を対象とした「特別ニーズ教育」のシステムと実践について研究している
眞城知己[サナギトモミ]
関西学院大学教育学部副学部長・教授、博士(教育学)。2002~2003年、イギリスマンチェスター大学客員研究員、2005年デンマーク教育大学(現オーフス大学)客員研究員。主な研究テーマは、特別な教育的ニーズ論、インクルーシブ教育論、イギリスおよびデンマークの特別ニーズ教育制度・教育史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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