出版社内容情報
医学や支援の発達により、知的障害者の高齢化がすすんでいる。現在の障害者支援の制度では、若い時に入った施設で一生を終えることが多く、高齢化等で支援の視点が変わっても、対応できていないのが現状である。そのため、特に認知症を患った知的障害者は、適切な支援を受けられないことが多く、より悪化していくことが多い。本書では今まで埋もれていた問題点を掘り起こし、焦点化し、遅れている支援について新たな方法を探っていく。
内容説明
医学や支援の発達により、知的障害者の高齢化がすすんでいる。現在の障害者支援の制度では、若い時に入った施設で一生を終えることが多く、高齢化等で支援の視点が変わっても、対応できていないのが現状である。そのため、特に認知症を患った知的障害者は、適切な支援を受けられないことが多く、より悪化していくことが多い。本書では今まで埋もれていた問題点を掘り起こし、焦点化し、遅れている支援について新たな方法を探っていく。
目次
なぜ認知症症状がある知的障害者に支援が必要なのか
第1部 認知症症状がある知的障害者の状況(障害者支援施設に入所する知的障害者の高齢化の現状;認知症症状がある知的障害者の支援に関する先行研究の整理)
第2部 調査からみる現場の状況(障害者支援施設に入所している知的障害者のうち認知症症状がある人の割合―全国障害者支援施設に対する調査から;認知症症状がある知的障害者とない知的障害者の支援量の比較―全国障害者支援施設に対する65歳以上の知的障害者についての質問紙調査から)
第3部 調査から導き出される課題(障害者支援施設に入所している認知症症状がある知的障害者に現れる症状と課題―障害者支援施設に対する個票質問紙調査より;障害者支援施設に入所している認知症症状がある知的障害者への支援と課題―障害者支援施設の職員(支援員)に対する面接調査から
障害者支援施設に入所している認知症症状がある知的障害者への制度における課題―障害者支援施設に対する質問紙調査より ほか)
認知症症状がある知的障害者が必要とする支援を考える
著者等紹介
木下大生[キノシタダイセイ]
1972年生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻博士後期課程修了。博士。社会福祉士。現在:武蔵野大学人間科学部准教授。NPO法人ほっとプラス理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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