出版社内容情報
本書は、私たちが日常的に経験するさまざまな悩みや岐路を足がかりに、そこに潜むジレンマとその解決策を掘り下げながら、社会学の基本的なものの見方や基礎概念を学ぶように編まれている。読者は各章の課題にとりくみ、ジレンマをめぐる課題の奥深さを体感しながら、その解決にともに悩んでほしい。このトレーニングによって、生きる力としての社会学が身につくだろう。
内容説明
日的に経験するさまざまな悩みや岐路を足がかりに、そこに潜むジレンマとその解決策を掘り下げながら、社会学の基本的なものの見方や基礎概念を学ぶ。
目次
第1部 生活のジレンマ(つながりのジレンマ;どうすれば献血者は増えるのか;教育で貧困の世代的再生産が防げるのか;なぜ都市への人口集中が続くのか)
第2部 家族のジレンマ(なぜ私たちは母親の頑張りを求めるのか;シングルマザーの貧困はなぜ解消されないのか;性的少数者にとって家族はどのような存在か;家族の負担にならない自宅死は実現できるか)
第3部 組織のジレンマ(雇用形態の多様化は女性に労働の自由をもたらすのか;給与が増えれば介護職は魅力的な仕事になるのか;自主性を重んじるとチームは強くなるのか;災害時になぜデマが駆け巡るのか)
第4部 共生のジレンマ(特定の集団への悪感情をどう考えるか;死や災害に関する観光地になぜ人は集まるのか;多文化主義はなぜ失敗したのか;幸福のジレンマ)
著者等紹介
三隅一人[ミスミカズト]
1960年生まれ。1986年九州大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。2007年博士(社会学)(関西学院大学)。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院教授
高野和良[タカノカズヨシ]
1963年生まれ。1991年九州大学大学院文学研究科地域福祉社会学専攻修士課程修了。現在、九州大学大学院人間環境学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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昌也
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