出版社内容情報
基地反対闘争や安保闘争の論陣を張るも、日米安保条約改定後は研究に戻り、晩年は天皇制や教育勅語の再評価、結社の自由への疑義などに大胆に舵を切った清水幾太郎。社会学の軸を持ちながらも、自らの経験と常に対話しながら駆け抜けた生涯を描く。
内容説明
清水幾太郎(一九〇七~一九八八)社会学者、思想家。基地反対闘争や安保闘争の論陣を張るも、日米安保条約改定後は研究に戻り、晩年は天皇制や教育勅語の再評価、結社の自由への疑義などに大胆に舵を切った清水幾太郎。社会学の軸を持ちながらも、自らの経験と常に対話しながら駆け抜けた生涯を描く。
目次
第1章 薬研堀の没落士族―幼少期
第2章 社会学、焼野原の決意―旧制中学校
第3章 逃走の果て、霧のなか―旧制高校と帝国大学
第4章 「聖書」と時局―市井の評論家として
第5章 動員と抵抗と―太平洋戦争のなかで
第6章 浪費か有意義か―平和運動と安保闘争
第7章 人類が眠っている間も―再び書斎へ
第8章 現代史の入口に立って―晩年
著者等紹介
庄司武史[ショウジタケシ]
1978年山形県生まれ。2013年早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。早稲田大学社会科学総合学術院講師(任期付)などを経て、東京都立大学大学院人文科学研究科助教。専門は近現代思想史、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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