内容説明
教科書よりもわかりやすいスイスの共生の歴史。スイスって、かなりユニーク。中立は、将来も維持できるのか?コラム「そのころ、日本では?」でグローバルな感覚も身につく!
目次
1 スイスの誕生
2 同盟国家の強化と拡大
3 宗教改革と内部分裂
4 近代国家の成立
5 新しい国づくりと世界大戦
6 スイスの現在と未来
著者等紹介
踊共二[オドリトモジ]
1960年、福岡県生まれ。武蔵大学リベラルアーツ&サイエンス教育センター教授。博士(文学・早稲田大学)。専攻は中近世ヨーロッパ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
33
図書館新刊書コーナー本。中世の建国時代から強大な外部勢力や宗教界とのかけ引きとバランスの中で維持・独立をはかってきたスイス。その歴史の学びを試みるが、複雑な変転でその展開についていけない。まずは読了しただけで良しとして、国際紛争(ウクライナ戦争にも中立)、中立主義(国連非加盟の永世中立)、人権問題(女性参政権賦与は1960年代以降)、地球環境・エネルギー(温室効果ガス排出2050年ゼロ法)、外国人雇用(人口の26%が外国人)などの課題は次の機会のアジェンダとしよう。2024/06/20
まえぞう
23
帝国や王国、公国がベースの国が多いなかで、スイスの成り立ちは独特です。バチカンの衛兵が派手な制服のスイスの傭兵なのは不思議に思っていましたが、古い歴史の産物なんですね。ジュネーブには仕事でしばしば訪れますが、物価の高さには辟易しています。2024/06/04
古谷任三郎
5
スイスと言えば、美しいアルプスの山並み、アルプスの少女ハイジ、時計やネスレ、永世中立国という多様なイメージがあり、日本人が2番目に好きな海外の国だと言う(一位はアメリカ)。ただその歴史は、ドイツ、フランス、イタリアという大国に挟まれ、様々な民族や宗派が入り乱れながらも強かに生きてきたのが実態だ。女性参政権も1971年に導入されたと知り、大変驚いた。多文化共生国家であるため、かなり保守的なところもあり、2021年に同性婚を導入するなどリベラルな側面もある。中立国ならではの葛藤も理解できた。2025/01/22
トッシー7
3
スイスの歴史について表面的にわかりました。2024/07/24
takao
1
ふむ2024/09/16