出版社内容情報
観光には、「ほかの国や地方を訪れ、風景や史跡、風物などを見物すること」という意味があります。また、楽しむことを目的とする「観光旅行」とも同じ意味とされています。みなさんも、家族旅行などで、観光を経験しているのではないでしょうか。
日本では近年、観光がたいへん注目されています。それは、観光がさかんになり、多くの人びとが日本の各地を訪れるようになると、新たな仕事が生まれ、さまざまな施設の整備や開発が進み、地域が元気になると考えられているからです。
観光には、宿泊施設や飲食店のように、つねに観光客と接する仕事もあります。また、観光客と接することはないものの、そうしたところに食材を提供する農林水産業のように、観光をささえる仕事もあります。そのため、観光は、世の中の多くの人びとがかかわる「すそ野の広い産業」といわれています。みなさんのなかにも、将来、観光にかかわる仕事をする人も多いのではないでしょうか。
この本をとおして、観光への関心を深めていきましょう。
シリーズ第4巻の本書では、観光にかかわる産業のなかでも、観光客を運ぶ運輸業にスポットライトを当て、その果たす役割を知ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izw
6
「観光を考える」シリーズ第4巻、4/30発行。2/20に第1巻が発行されてから、毎月1巻ずつ発行されてきたのに、第3巻が4/20に発行された直後に第4巻が発行されています。発行が早まったのかもしれないのも、コロナの影響でしょうか。観光に関わる交通機関として、鉄道、バス、自動車、船、航空機、と解説しています。最後に「海外旅行のFIT化」として、個人手配の海外旅行 (Foreign Independent Tour) にわざわざ1章割いているのが、ちょっと意外でした。2020/07/06
KAZU
2
観光に関わる交通機関(鉄道、バス、船、航空機)に関して、概要を説明するとともに、その役割を解説してくれる。初心者でもわかりやすい。著者が、鉄道マニアなのか、鉄道に関しては、特に詳しい。個人的には、駅弁と空弁のページが特に良かった。2024/04/11