出版社内容情報
人は老いてこそ美しく、日常を感謝の心にかえる力がある。著者の出会いへの感謝が込められた100編の日記。人生の最期に死を願う言葉を口にする高齢者に家族への切ない思いをみつけ、ふとした会話に相手の人生や人柄、救いや諦めの境地を見出す。「死は怖いものでも、忌み嫌うものでも、敗北でもありません」と言い、看取りの現場に価値を見出す著者。看取り士会創設の原点となる日々をていねいに描く。
目次
1 あなたが今そこにいることが大切です
2 全てありのままで
3 小さなことに真心を
4 小さな幸せを数えて
5 「ありがとう」の言葉にリボンをかけて
6 人は身体と魂そして良い心を持って生まれます
7 それはたいしたことではありません
8 自分を愛している人が他人を愛することができます
9 旅立つ人はみんな神様
10 やさしく やさしく やさしく ありがとう
著者等紹介
柴田久美子[シバタクミコ]
1952年島根県出雲市生まれ。日本マクドナルド(株)勤務を経て、1993年より看取りの世界に入り、2002年には病院のない離島に看取りの家を設立。本人の望む自然死で抱きしめて看取る実践を重ねる。2010年に活動拠点を本土に移し、“看取り士”を創設。“看取り士”と“エンゼルチーム”による新たな終末期のモデルを作るために活動中。また「死の文化」を伝えるための講演活動や大人・こども食堂「ももたろう食堂」の運営も行っている。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
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