出版社内容情報
これからの世界経済を読むために??
世界最大規模となった中国金融業の発展プロセスと構造的特徴を理解する。
世界第2位の経済大国・中国は米中貿易戦争の中でも、金融制度改革のスピードを加速させている。本書は、中国の経済・金融改革の変遷を、改革開放、WTO加盟、そして2008年の世界金融危機以降から米国GDPを抜くと予測される2030年頃までの3期に分け、特に近年拡大するモバイル決済、フィンテック、海外で買収を続ける国有商業銀行や人民元の国際化など、中国金融・経済の最先端の実態を詳解。中国金融経済システムの現在と未来を知るために必携の概説書。
内容説明
世界第2位の経済大国・中国は米中貿易戦争の中でも、金融制度改革のスピードを加速させている。本書は、中国の経済・金融改革の変遷を、改革開放、WTO加盟、そして2008年の世界金融危機以降から米国GDPを抜くと予測される2030年頃までの3期に分け、特に近年拡大するモバイル決済、フィンテック、海外で買収を続ける国有商業銀行や人民元の国際化など、中国金融・経済の最先端の実態を詳解。中国金融経済システムの現在と未来を知るために必携の概説書。
目次
中国金融経済を学ぶ目的
第1部 金融セクター発展の歴史(改革開放と中国の金融業;中国金融制度の整備)
第2部 多様化する金融セクター(金融業の規制緩和と競争;政策金融と農業・農村金融;国有企業改革からベンチャー企業支援へ;不良債権処理と金融資産管理会社;アセットマネジメントの急拡大)
第3部 フィンテックと金融イノベーション(モバイル決済・インターネット金融の普及;フィンテックの発展と最新動向)
第4部 金融セクターの国際化(中国金融業の海外展開;為替管理と人民元の国際化)
経済成長、金融行政、金融政策の展望
著者等紹介
小原篤次[オハラアツジ]
国立フィリピン大学大学院(MA)修了。米国経済学会会員。新光証券(現みずほ証券)で、人民元改革、GDPの日中逆転などの予想を担当。現在、長崎県立大学国際社会学部准教授
神宮健[ジングウタケシ]
早稲田大学政治経済学部卒業、米国University of California Los Angeles(UCLA)Anderson Graduate School of Management,MBA。現在、野村総合研究所(北京)有限公司金融イノベーション研究部部長
伊藤博[イトウヒロシ]
東京海上日動火災保険勤務の後、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員(博士 学術:東京大学)
門闖[モンチン]
東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、大阪産業大学経済学部教授(博士 経済学:東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。