出版社内容情報
日本における中東政治研究の最新の知見をあつめたシリーズの第1巻。政治研究で例外視される中東地域の分析において、政治学と地域研究を組み合わせ、その構造的変動を解明することを目指す本シリーズは、今後の中東地域内力学および国際関係を見通す視座も提供する。第1巻は、「中心・周辺」の力関係を軸に分析する、トルコを知るための必読書。
内容説明
日本における中東政治研究の最新の知見をあつめたシリーズの第1巻。政治研究で例外視される中東地域の分析において、政治学と地域研究を組み合わせ、その構造的変動を解明することを目指す本シリーズは、今後の中東地域内力学および国際関係を見通す視座も提供する。第1巻は、「中心・周辺」の力関係を軸に分析する、トルコを知るための必読書。
目次
序章 トルコ政治の枠組み転換
第1章 日本・トルコ関係―皇室・政府・市民の「三層外交」
第2章 多文化主義―公正発展党のアレヴィー政策の事例から
第3章 市民社会―世俗・宗教軸と対政権軸
第4章 政治体制―経済、宗教、政権支持
第5章 政党制―10パーセント阻止条項への有権者と政党の戦略
第6章 地方行政―分権化から再権威主義化へ
第7章 外交―米国中東政策の「請負」理論とその検証
第8章 国内治安―クルド問題における和平の試みと失敗
第9章 政治と経済―経済自由化と社会的保護
終章 「周辺」強化の定着過程
著者等紹介
間寧[ハザマヤスシ]
1961年神奈川県生まれ。2004年ビルケント大学政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。現在、日本貿易振興機構アジア経済研究所中東研究グループ長
中村覚[ナカムラサトル]
1970年北海道生まれ。2002年東北大学大学院国際文化研究科博士後期課程修了。博士(国際文化)。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Krupp