ミネルヴァ日本評伝選<br> 光格天皇―自身を後にし天下万民を先とし

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ミネルヴァ日本評伝選
光格天皇―自身を後にし天下万民を先とし

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  • サイズ B6判/ページ数 307p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623083879
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0321

出版社内容情報

二百年前の譲位の背景とは… 朝幕関係の緊張、朝廷復古へ。光格天皇(1771~1840、在位1779~1817) 第一一九代天皇。

傍流の閑院宮家から天皇となり、朝儀・神事の復古再興、御所の復古的造営に尽力した光格天皇。幕府と時に対立しながらも、朝廷や御所の権威を高め、幕末から近代への出発点を切り開いた天皇の生涯を追う。


はじめに



第一章 十八世紀末、時代と光格天皇

 1 近世の曲がり角

 2 光格天皇の誕生

 3 生母と皇子女



第二章 天皇の朝廷主導と意識

 1 朝廷を主導する光格天皇

 2 幕府への強い姿勢

 3 光格天皇の意識



第三章 朝儀の再興・復古

 1 天明六年の再興・復古

 2 天明七年御所千度参りと朝廷・幕府

 3 続く再興・復古

 4 御所の復古的造営と復古の風潮

 5 さらに続く再興・復古



第四章 朝幕関係の緊張――尊号一件

 1 尊号一件

2 天皇による公家の統制



第五章 光格天皇と芸能

 1 禁秘抄と禁中并公家中諸法度の世界

 2 光格天皇と学問

 3 光格天皇と和歌

 4 光格天皇と音楽(管弦)



第六章 上皇時代の光格

 1 近世の上皇・院政

 2 光格上皇の院政

 3 徳川家斉太政大臣昇進と光格上皇

 4 修学院御幸と徳川家斉の官位

 5 上皇時代の暮らし

 6 光格上皇の死と諡号天皇号の再興



主要参考文献  

おわりに  

光格天皇略年譜  

事項索引

人名索引

藤田 覚[フジタ サトル]
著・文・その他

内容説明

光格天皇(一七七一~一八四〇、在位一七七九~一八一七)第一一九代天皇。傍流の閑院宮家から天皇となり、朝儀・神事の復古再興、御所の復古的造営に尽力した光格天皇。幕府と時に対立しながらも、朝廷や御所の権威を高め、幕末から近代への出発点を切り開いた天皇の生涯を追う。

目次

第1章 十八世紀末、時代と光格天皇
第2章 天皇の朝廷主導と意識
第3章 朝儀の再興・復古
第4章 朝幕関係の緊張―尊号一件
第5章 光格天皇と芸能
第6章 上皇時代の光格

著者等紹介

藤田覚[フジタサトル]
1946年長野県生まれ。千葉大学文理学部卒、東北大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学史料編纂所教授、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授を経て、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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桑畑みの吉

3
第119代天皇(1771~1840年)、明治天皇は直系の曾孫にあたる。18世紀後半になり徳川幕府の威光も内憂外患で徐々に衰えてきた。反対に朝廷の権威が高まる中で傍系から即位したのが光格天皇である。本書は当時の時代背景、朝儀の再興・復古、学問へのこだわり、幕府との微妙な関係について解説している。個人的に興味のある人物であるが、「大納言×××を処罰した」「勉強会に中納言△△△が参加した」みたいな記述が延々と続く中盤はかなり退屈に読んだ。2020/03/09

鈴木貴博

1
光格天皇の評伝。閑院宮家に出生し、宮家の一皇子として出家することが予定されていたが、後桃園天皇の崩御により急遽皇位を継承することとなる。傍流意識を持ちつつそのことからかえって強い君主意識と皇統意識を持ち、時に幕府と摩擦を起こし、松平定信らとわたりあいながら、朝儀の再興・復古に尽力し、また、貧民救済を幕府に申し入れるといった形で幕政にも関与する例を作り、幕末へと繋がる朝廷を準備していく。そして天皇号の復活。様々な要素が絡みながら変化し、遂には大きく時代を動かす江戸時代の朝幕関係が興味深い。2019/04/03

中将(予備役)

1
前回の譲位に興味を持ち読んだ。予想外の即位以後、あるべき姿を追求してきた天皇の姿を知ることができた。美川『公卿会議』は国政と関わらなくなったために建武新政期で終わっているが、本書を読み、伝統の復活への努力や公家の綱紀粛正から江戸時代にある種の宮廷政治を感じた。江戸時代譲位自体は珍しくなかった様だが、本書の指摘する、この時代の今への繋がりには納得する。「おわりに」の肖像画への言及も良かった。高校教科書で知るのは「尊号一件」のみだが、幕府との対立と穏やかに微笑む肖像画との差が気になっていたから。2019/03/09

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