出版社内容情報
バナナが世界に広まっていく歴史的展開について、ユナイテッド・フルーツの盛衰を軸に、グローバル・ヒストリーの視点から描き出す。本書は、バナナがありふれたフルーツとして世界の食卓に広まっていく歴史的展開について、史上初の多国籍企業とも称されるユナイテッド・フルーツの盛衰を軸にしてグローバル・ヒストリーの視点から描き出す。
ユナイテッド・フルーツのバナナ生産に翻弄される中米諸国の国内状況から、それを取り巻くアメリカとラテンアメリカを中心とした国際関係までを、からまりあった糸をほどいていくように丹念に解きほぐす。【原著:Peter Chapman, Bananas: How the United Fruit Company Shaped the World, Canongate, 2007.)
第1章 人々の記憶から
第2章 死にゆく果実への嘆き
第3章 帝国の起源
第4章 独占企業
第5章 バナナマン
第6章 飼い慣らされた飛び地
第7章 バナナ共和国
第8章 その内部では
第9章 政変
第10章 「裏切り」
第11章 衰退と没落
第12章 闇の旧勢力
エピローグ――ユナイテッド・フルーツの世界
原注
訳注
解説 バナナが中米社会を変えた――ユナイテッド・フルーツの歴史的動向をめぐって(小澤卓也)
主要参考文献/索引
ピーター・チャップマン[Peter Chapman]
著・文・その他
小澤 卓也[オザワ タクヤ]
翻訳
立川ジェームズ[タツカワジェームズ]
翻訳
内容説明
本書は、バナナがありふれたフルーツとして世界の食卓に広まっていく歴史的展開について、史上初の多国籍企業とも称されるユナイテッド・フルーツの盛衰を軸にしてグローバル・ヒストリーの視点から描き出す。ユナイテッド・フルーツのバナナ生産に翻弄される中米諸国の国内状況から、それを取り巻くアメリカとラテンアメリカを中心とした国際関係までを、からまりあった糸をほどいていくように丹念に解きほぐす。
目次
人々の記憶から
死にゆく果実への嘆き
帝国の起源
独占企業
バナナマン
飼い慣らされた飛び地
バナナ共和国
その内部では
政変
「裏切り」〔ほか〕
著者等紹介
チャップマン,ピーター[チャップマン,ピーター] [Chapman,Peter]
イギリス・ロンドン市イズリントン区に育ち、サセックス大学とロンドン・スクール・オヴ・エコノミクスで学ぶ。Financial Timesへの寄稿やLatin American Letters,The GuardianおよびBBCの中央アメリカ・メキシコ特派員として知られるジャーナリスト
小澤卓也[オザワタクヤ]
1966年東京都生まれ。1998年立命館大学大学院文学研究科博士後期課程歴史学専攻西洋史専修修了、博士(文学)。神戸大学大学院国際文化学研究科教授
立川ジェームズ[タツカワジェームズ]
1986年イギリス・ロンドン市生まれ。2017年立命館大学大学院文学研究科人文学専攻博士後期課程西洋史学専修修了。博士(文学)。立命館大学兼任講師、フリーランス翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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