シリーズ・ニッポン再発見<br> 日本の洋食―洋食から紐解く日本の歴史と文化

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シリーズ・ニッポン再発見
日本の洋食―洋食から紐解く日本の歴史と文化

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  • サイズ A5判/ページ数 208p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623082919
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0336

出版社内容情報

日本独自の料理としてさまざまに発展してきた歴史を紐解き、文化的背景やそのルーツをさぐる。洋食の奥深さを味わう

カレーライスもスパゲッティナポリタンも日本の料理? では、とんかつは?



日本で独自に発展した西洋風の料理を指す「洋食」。たとえばとんかつは、フランス料理のコートレットにヒントを得て生まれたといわれる。そのほか、この料理はどこにルーツがあり、あの料理はどこでうまれて……などを知ることはもちろん、その土地の風土や食材とともに発展してきたようすを知ることは、まさしくニッポン再発見! 本書では、日本独自の料理としてさまざまに発展してきた歴史を紐解き、文化的背景やそのルーツをさぐる。


【巻頭カラー特集】写真でみる日本の洋食の歴史



はじめに



1 日本料理と和食

  そもそも日本料理とは?

  それでは、「和食」とは?

  ユネスコ無形文化遺産になった和食

   【プラスワン情報】無形文化遺産とは?



2 牛肉を食べる

  文明開化の味がする牛鍋

  牛鍋とすき焼きの違いとは?

  2種類のすき焼き

   【プラスワン情報】すき焼きの起源

   【プラスワン情報】『SUKIYAKI』



3 全国各地で発展した「日本の洋食」

  洋食の事始めは長崎 スペイン、ポルトガル料理

   【プラスワン情報】スペイン、ポルトガルを訪ねて

   日本のスペイン、ポルトガル料理 歴史年表

  「西洋料理」と「洋食」

   【プラスワン情報】各国の正餐になったフランス料理

   【プラスワン情報】日本人の海外移住者たちが考案した「洋食」

    日本のフランス料理と西洋料理 歴史年表

    現在も営業中の日本の主な老舗フランス料理レストランと現在も営業中の日本の主な老舗西洋料理・洋食レストラン

  大日本帝国海軍から広まった「洋食」 イギリス料理

   【プラスワン情報】各地の海軍カレー商品

   【プラスワン情報】なぜイギリス人は牛肉をたくさん食べるのか

    日本のイギリス料理 歴史年表

  ロシア正教とともに函館に伝わった「洋食」 ロシア料理

   【プラスワン情報】函館ハリストス正教会と五島軒

    日本のロシア料理 歴史年表

    現在も営業中の日本の主な老舗ロシア料理レストラン(またはロシア料理を提供している店)

    スパゲッティ・ミートソースは新潟から イタリア料理

   【プラスワン情報】アメリカから普及したトマトケチャップ

   【プラスワン情報】イタリアの日本食ブーム

    日本のイタリア料理 歴史年表

    現在も営業中の日本の主な老舗イタリア料理レストラン

  捕虜が日本人に伝えた職人の技術 ドイツ料理

   【プラスワン情報】習志野のドイツ捕虜オーケストラ

   【プラスワン情報】ミュンヘンのオクトーバーフェスト

    日本のドイツ料理 歴史年表

    現在も営業中の日本の主な老舗ドイツ料理レストランとドイツパン店

  気軽に食べられる「洋食」 アメリカ料理

   【プラスワン情報】第二次世界大戦後に急速に広まったアメリカ料理

    日本のアメリカ料理 歴史年表



4 パンもラーメンも日本の食文化

  日本人の第二の主食になった「パン」

   【プラスワン情報】江川太郎左衛門(江川英龍)

    現在も営業中の日本の主な老舗パン店

  日本のラーメン

   【プラスワン情報】「長崎ちゃんぽん」と「太平燕」

    日本のラーメン 歴史年表



  さくいん

青木 ゆり子[アオキ ユリコ]
著・文・その他

内容説明

洋食の奥深さを味わう。カレーライスもスパゲッティナポリタンも日本の料理?では、とんかつは?

目次

1 日本料理と和食(そもそも日本料理とは?;それでは、「和食」とは?;ユネスコ無形文化遺産になった和食)
2 牛肉を食べる(文明開化の味がする牛鍋;牛鍋とすき焼きの違いとは?;2種類のすき焼き)
3 全国各地で発展した「日本の洋食」(洋食の事始めは長崎―スペイン、ポルトガル料理;「西洋料理」と「洋食」;第日本帝国海軍から広まった「洋食」;ロシア正教とともに函館に伝わった「洋食」;スパゲッティ・ミートソースは新潟から;捕虜が日本人に伝えた職人の技術;気軽に食べられる「洋食」)
4 パンもラーメンも日本の食文化(日本人の第二の主食になった「パン」;日本のラーメン)

著者等紹介

青木ゆり子[アオキユリコ]
世界の料理総合情報サイトe‐food.jp代表。各国・郷土料理研究家。世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー館長、ぐるなびippin「各国・郷土料理」キュレーター、コーシャジャパン株式会社コーディネーターも務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

15
日本における洋食の歴史を概観する一冊。学術的な内容ではなく、具体的な店名(煉瓦亭、壁の穴など)を挙げつつ、どのようにして日本で受容されるようになったのか料理ごとに見ていく。一番おもしろいと思ったのがドイツ料理。第一次大戦中に日本軍はドイツ兵の捕虜を日本へ連れてきた。後に釈放された彼らの中にいたのがローマイヤ、ユーハイム、フロインドリーブなどとのこと。日本の洋食について大局ではなく、一つ一つの出来事やエピソードを取り上げているのが本書のユニークな点。歴史ある洋食店のリストも掲載されている。2018/12/17

ようはん

13
ポルトガル、ドイツ、フランス等の料理が日本に伝わりいかにして「洋食」として定着したかを各国別に解説しており、新たに知る事実も多かった。2020/03/28

kenitirokikuti

13
読売新聞 2018.08.05書評から。ミネルヴァ書房の本だが、ソフトカバーで内容は新書ちっくな内容。「シーフード・ドリア」は横浜ホテルニューオータニの初代料理長サリー・ワイルの創作料理。バターライスに海老のクリーム煮を乗せ、ホワイトソースにパルミジャーノチーズをかけてオーブンで焼く。ドリア家は19世紀に美食で有名だったジェノバの貴族。創作料理にドリアの名前を冠するのが流行っていたそうな。というわけで、今度サイゼリヤで(これは日本料理か…)と思いながら匙ですくおう。2018/08/14

チャッピー

7
日本独自で発達して広がった「洋食」を元々伝わった歴史的背景、その後独自に進化して広がった経緯をまとめてある。鎖国前のポルトガル由来、開国後のイギリス由来とか国ごとに。第一次世界大戦のドイツ人捕虜5000人の中にローマイヤさんやユーハイムさん、フロインドリーブさんがいて解放後に日本でパンやソーセージを広めてくれたとか雑学で知ってるような知らないような話が「洋食」くくりで歴史も絡めて読めておもしろかった。2018/05/31

田中峰和

5
ポルトガルとスペインがカトリックの修道士を日本に派遣したのは、植民地化するのが目的だったことは有名な話。鉄砲の伝来は武将を喜ばせたが、無知な領民を改宗させるには、お菓子が有効だったとは。金平糖を献上されても、信長は騙されなかった。時代は下って幕末、日本人は外国人居留地で外人が牛肉料理を食べるのに興味を持った。だが肉食習慣のない日本人は臭みを消すため醤油や味噌を使って工夫。それが牛鍋として普及した。牛を農耕に利用した関西に比べ、農耕馬を使う関東は輸入肉に頼った。西の牛肉文化、東の豚肉文化。理由はあったのだ。2018/08/02

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