出版社内容情報
19世紀から現代までの世界史上の国境を越える社会運動に焦点を当てながら、歴史をグローバルに学ぶオルタナティブな世界は可能だ
過去と現在を結びつける、予言者としての社会運動
本書は、19世紀から現代までに世界で現れた国境を越える社会運動に焦点を当て、歴史をグローバルに学ぶことを目的としている。社会運動の歴史を紐解くことで、私たちは歴
史の深層における変化のダイナミズムを学ぶことができるだろう。
まえがき
序 章 現代の社会運動とその特徴??国境を越えた拡散と共鳴(田中ひかる)
1 はじめに
2 社会運動を分析する上で重要な視点
3 15世紀末から20世紀前半までの国境を越える社会運動
4 20世紀末から現在に至る国境を越える社会運動
5 「広場の占拠」??チュニジアからニューヨークまで
6 おわりに
第?部 ヨーロッパとアメリカをつなげる
第1章 女性たちの社会運動(崎山直樹)
1 はじめに
2 大西洋を越える女性運動
3 婦人土地同盟の運動
4 おわりに
第2章 国境を越える平和運動(竹本真希子)
1 はじめに
2 平和運動の歴史
3 カール・フォン・オシエツキーからみるドイツの平和運動
4 おわりに
第?部 アメリカとアジア・環太平洋地域をつなげる
第3章 移民ネットワークと社会運動(山口守・田中ひかる)
1 はじめに
2 移民による社会運動と移民ネットワーク
3 アメリカにおける華人アナキストの社会運動
4 おわりに
第4章 マイノリティがつくりだす社会運動(山本明代・田中ひかる)
1 はじめに
2 マイノリティによる社会運動の歴史
3 アメリカにおけるマイノリティによる社会運動
4 おわりに
第?部 グローバルにつなげる
第5章 難民による社会運動(山本明代)
1 はじめに
2 歴史のなかの難民と社会
3 一九五六年のハンガリー革命と国境を越える難民の学生運動
4 おわりに
第6章 社会主義者とアナキストによる社会運動(梅森直之・田中ひかる)
1 はじめに
2 社会主義運動の歴史
3 日本の初期社会主義
4 おわりに
第7章 働く人々の社会運動(篠田徹・田中ひかる)
1 はじめに
2 労働組合の意義とその現状
3 国境を越える労働運動
4 おわりに
ブックガイド
索引
田中 ひかる[タナカ ヒカル]
編集
内容説明
本書は、19世紀から現代までに世界で現れた国境を越える社会運動に焦点を当て、歴史をグローバルに学ぶことを目的としている。社会運動の歴史を紐解くことで、私たちは歴史の深層における変化のダイナミズムを学ぶことができる。
目次
現代の社会運動とその特徴―国境を越えた拡散と共鳴
第1部 ヨーロッパとアメリカをつなげる(女性たちの社会運動;国境を越える平和運動)
第2部 アメリカとアジア・環太平洋地域をつなげる(移民ネットワークと社会運動;マイノリティがつくりだす社会運動)
第3部 グローバルにつなげる(難民による社会運動;社会主義者とアナキストによる社会運動;働く人々の社会運動)
著者等紹介
田中ひかる[タナカヒカル]
1965年ボン生まれ。1995年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、博士(社会学)。明治大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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