思春期のこころと身体Q&A<br> 心身症―身体の病からみたこころの病

個数:

思春期のこころと身体Q&A
心身症―身体の病からみたこころの病

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 09時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 260p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623082568
  • NDC分類 493.93
  • Cコード C0347

出版社内容情報

最前線の小児科医たちが伝える子どもの力を生かした治し方とは。Q&A形式でわかりやすく解説する。「病は治る」「病だから治せる」の基本に立ち、まずは「身体の病」を治療することで正体不明の「こころの病」に挑もうとする1冊。本書では、内科・外科・精神科等の医療に通じた小児科医たちが、身体にあらわれた症状別に思春期の子どもたちのこころの病をどう診ていくのかをQ&A形式でわかりやすく解説する。



序 章 子どもの力が「こころ」を育てる



第1章 子どもの心身症とは──「こころ」はどこにいる?

Q1 心身症とは、どんなものですか。〈「こころ」からのベクトル〉

コラム 心身医学はアート

Q2 子どもの心身症の治療に特徴はありますか。大人の場合との違いは。〈小児科と心身症 〉

Q3 「心因性の発熱」という言葉をよく聞きます。これはどんな条件で、どうして起こるのでしょうか。〈「心因性」という言葉〉

Q4「検査には異常がないので心配いりません」と言われたのですが、どこも悪いところはないのでしょうか。〈「異常がない」の中味〉

コラム アレキシシミアとアレキシソミア

Q5 心身症の発症のメカニズムはどのようなものですか。〈四つの視点〉

Q6 心身症を疑われたら心理療法が必要ですか。〈まず身体の治療から〉

Q7 心身症の子どもは不登校になりやすいのですか。〈不登校を認める〉

コラム 相性



第2章 呼吸器系の症状──喘息は心身症?

Q1 咳がとまりませんが、感染症や喘息ではないと言われました。何が考えられますか。〈ストレスの軽減〉

Q2 学校で友だちと言い争いをしていて、急に呼吸が苦しくなり、手足がしびれました。〈過換気症候群〉

Q3 1歳の息子を強く叱ったところ、大泣きして呼吸がとまり、けいれんを起こしました。〈泣き入りひきつけ〉

Q4 気管支喘息は心身症だと聞きましたが。〈不安やストレスとアレルギー〉

コラム 喘息発作時の対処法

Q5 気管支喘息の治療で、薬以外に生活面で配慮すべきことは。〈日常での注意点〉

コラム 子どもはSOSがうまく言えない



第3章 消化器系の症状──「お腹が痛い」は病気?

Q1 受験生ですが、最近、腹痛と黒い便がみられます。何が考えられますか?〈タール便の場合も〉

Q2 何度も腹痛を訴えるので病院で検査を受けたのですが、はっきりした異常がみられません。どういうことでしょうか?〈機能性疾患〉

Q4 過敏性腸症候群と言われたのですが、原因はどんなことが考えられていますか。〈脳と腸の相関関係〉

Q5 過敏性腸症候群に使われる薬や生活指導について教えてください。〈過敏性腸症候群〉

Q6 小学校5年生ですが、風邪気味の時などに急に嘔吐が始まり、点滴を受けると長くても数日で元気になります。どうしたのでしょうか。〈急性嘔吐〉

Q7 旅行に行ったり、環境が変わると便秘になるのはなぜですか。〈環境変化と便秘〉

Q8 お腹がすぐにいっぱいになって、何回も体重を測るようになったのですが、この満腹感の原因は?〈早期膨満感〉

Q9 胃・十二指腸潰瘍や胃がんの原因としてピロリ菌が陽性と診断されましたが、心理的なものと関係しているのでしょうか。〈ピロリ菌と心理的要因〉



第4章 神経系の症状──“痛い”を考える

Q1 子どもが片頭痛に悩まされています。片頭痛の原因、治療法、対応の仕方を教えてください。〈片頭痛の原因は? 〉

Q2 緊張型頭痛とはどういうものですか。その原因、治療法、対応の仕方を教えてください。〈つかみ所のない頭痛〉

Q3 てんかん治療をしてきて安定していたのですが、最近発作が増えてきて、「心因性のものかな」と言われました。〈真のてんかんと「偽発作」〉

Q4 学校の視力検査で視力低下を指摘されたのですが、眼科では異常がないようです。どういうことなのでしょうか。〈視力と脳〉

Q5 学校の聴力検査で聴力障害を指摘されましたが、耳鼻科では異常がないようです。どのような検査をしたのでしょうか。〈聴力と脳〉

Q6 急に歩くことができなくなり小児神経科を受診したのですが、検査では異常がなく、「転換反応かなあ」と言われました。どういうことでしょうか。〈転換反応〉

コラム 元気な子どもほど寝相が悪い

Q7 検査に異常がないのに、見えなかったり、聞こえなかったり、歩けなかったりするのは「こころ」が原因なのでしょうか。〈こころの不思議〉

Q8 子どもの夜ふかしは身体によくないのでしょうか。〈早寝早起きが一番〉

コラム 睡眠中の問題行動

コラム Iメッセージ

Q9 幼稚園児の頻繁なまばたきはチックなのでしょうか?〈目をパチパチ〉

Q10 2年前から頻繁にまばたきをします。小児科でチックと診断されました。最近は手を振ったり「ウッウッ」と声を出したりします。〈トゥルテ症候群〉

コラム 横隔膜粗動だったの!



第5章 皮膚の症状──皮膚の症状を軽くみない

Q1 髪の毛がかたまって抜けるようになりました。どうしたのでしょうか。〈脱毛症〉

Q2 暇な時や勉強中に髪の毛を抜いているようで、毛が少なくなっています。〈抜毛症〉

コラム 子どもは「遊び」の達人

コラム トンビがタカの子を生んだら、トンビはビックリ

Q3 アトピー性皮膚炎について教えてください。心身症と関係はあるのですか。〈「痒い」から逃れたい〉

Q4 息子がアトピー性皮膚炎です。掻くのをできるだけやめさせようとするのですが、とめられません。親子関係もぎくしゃくしています。〈アトピーと親子関係〉

Q5 よく「じん麻疹」が出ます。じん麻疹とはどういうものでしょうか。〈ヒスタミンによる痒み〉



第6章 こころの問題とのがり──“しんどい”の中味

Q1 午前中は頭痛やだるさを訴えて学校を休むのですが、夕方からは元気に遊んでいます。怠けているのでしょうか。〈起立性調節障害〉

Q2 起立性調節障害と言われたのですが、身体はどうなっているのですか。〈血液循環調節機能の障害〉

Q3 起立性調節障害にはいくつかのタイプがあるそうですが、どのように違うのですか。〈サブタイプの判定〉

Q4 起立性調節障害の治療を受けて血圧の反応は改善したのに、症状や行動はほとんど変わりません。どうしてですか?〈症状が変わらない〉

コラム 自尊感情と自己効力感

Q5 線維筋痛症と言われたのですが、どういう病気ですか。〈疼痛性疾患〉

Q6 慢性疲労症候群と言われたのですが、どういう病気ですか。〈ひどいだるさ、疲労感〉

コラム こころから身体の痛みへ──「学習性疼痛」について

Q7 38度近くの発熱がよくあります。検査を受けても異常はなく、本人も比較的元気です。こんなことはよくあるのでしょうか。 〈心因性発熱〉

コラム 低身長は治療が必要?



第7章 排泄の症状──尿と便

Q1 4歳の息子ですが、今もおねしょをします。これからの生活は大丈夫でしょうか。〈5歳児以前、以後の夜尿〉

Q2 今年小学校に入学しますが、まだおねしょをしています。また小学校の「お泊り研修」があるのですが、参加できるでしょうか。〈行きたい所には行けるように〉

Q3 おねしょの治療法にはどのようなものがありますか。〈起こさない・怒らない・焦らない 〉

Q4 この頃、おしっこの間隔が短くなってきて日中のおもらしもあるのですが、どういうことが考えられますか。〈汚れた下着の処置〉

Q5 最近便がパンツについているのですが、どうしたのでしょうか。〈下着に便がつく〉

Q6 子どもが便秘でパンツに便をつけていると言われたのですが。〈子どもの便秘〉

Q7 便を部屋の隅でしてしまうのですが、どうすればいいでしょうか?〈遺糞〉

コラム 中学校が一番しんどい時期

コラム 学習支援は英語にはないの?



第8章 心身反応が出た時の子どもへの向き合い方──母親という存在

Q1 中学に入ると生活習慣が乱れ、すぐキレるようになりました。〈思春期の心性〉

Q2 せっかく手作りした料理は食べず、ファストフードやカップラーメンばかり食べます。〈思春期の食習慣〉

コラム 友だち100人いらないよ

Q3 一日中ゲームを手放せず、勉強が手につきません。注意すると怒鳴り、暴力をふるいます。〈ゲームへの依存?〉

Q4 朝、鏡の前に1時間もいて、朝食抜きで出掛け、遅刻してしまいます。〈思春期の外見への関心〉

Q5 中学受験を目指しているのに、ほとんど勉強しません。〈受験と親ごころ 〉

Q6 中学で欠席が続き、高校進学が危ぶまれます。〈不登校 〉

コラム 子どもが力を発揮するには?──大切に思っていると伝える

Q7 高校生ですが、夜寝つけず、朝起きられないので、欠席が増えています。留年の可能性もあります。〈入眠困難と高校生活〉

Q8 中学3年女子、生理が近づくと、イライラしたり、少しのことで激怒したり、落ち込んだりします。月経が始まると穏やかになります。〈月経を過ごしやすくする手立て〉

Q9 私はうつ病のために、朝起きることや食事の仕度ができません。そのためか中学生の息子の遅刻が多いので息子に申し訳なく辛いです。〈母の病気と思春期の子ども〉

Q10 「子どもの権利条約」とはどういうものでしょうか。小児医療にはどのように生かされますか。〈子どもの権利条約と子どもの生活〉

コラム 子どもが力を発揮するには?──子どもの話をよく聴く



終 章 未来の社会のために



主要参考文献

索 引

高尾 龍雄[タカオ タツオ]
編集

内容説明

「こころが痛い」子どもたちへ。最前線の小児科医たちが伝える子どもの力を生かした治し方。

目次

序章 子どもの力が「こころ」を育てる
第1章 子どもの心身症とは―「こころ」はどこにいる?
第2章 呼吸器系の症状―喘息は心身症?
第3章 消化器系の症状―「お腹が痛い」は病気?
第4章 神経系の症状―“痛い”を考える
第5章 皮膚の症状―皮膚の症状を軽くみない
第6章 こころの問題との繋がり―“しんどい”の中味
第7章 排泄の症状―尿と便
第8章 心身反応が出た時の子どもへの向き合い方―母親という存在
終章 未来の社会のために

著者等紹介

高尾龍雄[タカオタツオ]
(特養)神港園勤務。他に、週1回、京都大学病院と医仁会武田病院で小児科心療外来。1951年、兵庫県生まれ。1970年、兵庫県立神戸高校卒業。1976年、京都大学医学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。