出版社内容情報
約30年にわたり児童心理司としてアセスメントと支援を行ってきた著者が,発達障害児の支援をめぐる今の状況について考察する。本書では,約30年にわたり,児童福祉センターで児童心理司として多くの子どもや保護者とかかわり,アセスメントと支援を行ってきた著者が,発達障害児の支援をめぐる今の状況について考察する。その上で,本当に子ども・保護者のためになるアセスメントの考え方を示し,アセスメントの様々な方法や,その結果を保護者と共有し役立ててもらうための報告書の伝え方などを具体的に提案する。さらに,障害を持つ子の親たちとの関わりから学んだことを基に,生きることを支えるアセスメント・支援とは何かを考える。
はじめに
第1章 発達障害児の支援をめぐる状況
1 弱さを持って生きるということ
2 社会の変化が引き起こす生きにくさ
3 本来人間にとって大切であったこと
第2章 子どもの包括的心理アセスメントの試み
1 内的基準の活用──WISC-IIIの実施場面に関する研究
2 表現活動を通した子ども理解
3 「家族関係の模式図検査」の活用
第3章 心理アセスメントを通した保護者支援
1 検査結果の共有と発達支援
2 保護者に向けた心理判定結果報告書の活用
第2章と第3章のまとめ
第4章 障害を持つ子と歩むということ
1 生きることを支える関係性
2 つながりをつくる力
3 保護者へのインタビューから
おわりに
解 説──心理判定は心理療法(田中千穂子)
引用文献
資料1 心理判定結果報告書例
資料2 心理検査についてのアンケートの例
索 引
古田 直樹[フルタ ナオキ]
著・文・その他
目次
第1章 発達障害児の支援をめぐる状況(弱さを持って生きるということ;社会の変化が引き起こす生きにくさ ほか)
第2章 子どもの包括的心理アセスメントの試み(内的基準の活用―WISC‐3の実施場面に関する研究;表現活動を通した子ども理解 ほか)
第3章 心理アセスメントを通した保護者支援(検査結果の共有と発達支援;保護者に向けた心理判定結果報告書の活用)
第4章 障害を持つ子と歩むということ(生きることを支える関係性;つながりをつくる力 ほか)
著者等紹介
古田直樹[フルタナオキ]
1960年生まれ。大阪教育大学大学院修士課程修了。京都国際社会福祉センター、京都教育大学非常勤講師を経て、京都市児童福祉センターに勤務。臨床心理士、臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



