男性は何をどう悩むのか―男性専用相談窓口から見る心理と支援

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男性は何をどう悩むのか―男性専用相談窓口から見る心理と支援

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  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623082438
  • NDC分類 367
  • Cコード C3011

出版社内容情報

日本で初めて男性専用相談窓口を開設した著者たちが、 現代に生きる男性特有の心理に迫り、支援のあり方を示す

社会の著しい変化のなかでより一層みられるという、男性ならではの「生きにくさ」。本書では男性心理や男性相談の基本的な解説にくわえ、「職場での人間関係」「夫婦関係」「性」の悩み、また「子育てをめぐる問題」といった男性特有の悩みを事例別に検討。日本で初めて男性専用相談窓口を開設した著者たちが、現代を生きる「男性」像に迫るとともに、具体的な支援のあり方を示す入門的指南書。



 第?部 現代社会における「男性の問題」と男性相談



第1章 男性相談とは何か

 1 男性相談の誕生

 2 男性相談の基本姿勢

 3 男性相談の相談員になることと男性性

 4 つらいはずなのに相談しにくい男性

 5 男性相談の広がりと現状

 6 男性相談と男性優位の価値観

 7 「男性相談」が時代遅れになるその日まで



第2章 男性相談とメンズリブ

 1 男性相談とジェンダーの視点

 2 男性相談のための女性相談入門

 3 わが国の男性運動の歩み

 4 男性相談とメンズリブの思い

 5 男性相談の未来に向けて──男性とは誰のことか



第3章 女性支援者から見た男性相談

 1 女性支援から見える男性

 2 家族のなかの男性問題

 3 加害と男性問題

 4 労働と男性問題

 5 女性支援と男性相談の連携の可能性



第4章 「男性問題」の時代と男性相談

 1 日本の現状はどこから来ているか

 2 現在の男性を取り巻く状況

 3 男性のコミュニケーションと社会

 4 日本社会を変えていくための男性相談





 第?部 男性相談の内容と相談対応の基本



第5章 男性相談に寄せられる内容

 1 『男』悩みのホットラインに寄せられる相談

 2 大阪市「男性の悩み相談」に寄せられる相談

 3 男性の代表的な相談内容



第6章 男性相談から見える男性の心理

 1 「かくあるべし」の縛り

 2 感情よりも思考を優先する

 3 コントロール幻想

 4 優越感と不安感の間で

 5 素直に言えないから振りかざす大義名分

 6 「かくあるべし」を満たせず「悲劇のヒーロー」になる人も

 7 社会的に強化される男らしさの鎧



第7章 男性に対する相談対応の基本

 1 まず相談者とつながる

 2 コミュニケーションと男性

 3 「かくあるべし」を緩める

 4 拾いにくい感情を拾う

 5 「男の譲れぬ何か」を軽視しない

 6 相談員は裁かない

 7 無言電話やリピーターについて





 第?部 相談内容別に見る実際



第8章 性の悩み

 1 性(セクシュアリティ)の相談のむずかしさ

 2 セクシュアリティの多様性

 3 セクシュアリティにまつわる悩みについて

 4 セクシュアリティの相談の聴き方

 5 セクシュアリティの多様性と自分を見つめ直す重要性



第9章 男性のライフサイクルと悩み

 1 “ある男性の一生”から見るライフサイクル

 2 ライフサイクルと生涯発達

 3 ライフサイクル別に見る男性のさまざまな悩みと課題

 4 男性のライフサイクルに通底する「男らしさ」の縛り

 5 “ある男性の一生”をふり返って



第10章 男性の子育てと親子関係

 1 「イクメン」になる/父親として存在する

 2 父親の語りから見えてくるもの

 3 子育てにまつわる気持ち

 4 男性が父親になるとは

 5 男性の考える父親像

 6 「イクメン」の功罪

 7 男性が子育てを語ることの意義



第11章 夫婦関係とDVの悩み

 1 夫婦関係の悩み

 2 DVの悩み

 3 DV加害者からの相談

 4 DV被害者からの相談

 5 「闘い」の関係から「寄り添い」の関係へ



第12章 職場での人間関係

 1 パワーゲーム

 2 企業が男性に求めるもの

 3 IT社会で働くということ

 4 パワーハラスメント

 5 男性と責任

 6 ワーク・ライフ・バランスを目指して





巻末資料

 1 男性相談を開設・運営するために必要なこと

 2 大阪市立男女共同参画センターにおける男性相談の実践例



文  献

おわりに

索  引

濱田 智崇[ハマダ トモタカ]
編集

『男』悩みのホットライン[オトコナヤミノホットライン ]
編集

内容説明

社会の著しい変化のなかでより一層みられるという、男性ならではの「生きにくさ」。本書では男性心理や男性相談の基本的な解説にくわえ、「職場での人間関係」「夫婦関係」「性」の悩み、また「子育てをめぐる問題」といった現代に生きる男性特有の悩みを事例別に検討。日本で初めて男性専用相談窓口を開設した著者たちが、現代の「男性」像に迫るとともに、具体的な支援のあり方を示す入門的指南書。

目次

第1部 現代社会における「男性の問題」と男性相談(男性相談とは何か;男性相談とメンズリブ;女性支援者から見た男性相談;「男性問題」の時代と男性相談)
第2部 男性相談の内容と相談対応の基本(男性相談に寄せられる内容;男性相談から見える男性の心理;男性に対する相談対応の基本)
第3部 相談内容別に見る実際(性の悩み;男性のライフサイクルと悩み;男性の子育てと親子関係;夫婦関係とDVの悩み;職場での人間関係)

著者等紹介

濱田智崇[ハマダトモタカ]
1973年生まれ。甲南大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、京都橘大学健康科学部心理学科助教。京都大学教育学部在学中の1995年、『男』悩みのホットラインの開設に参加、2004年から同代表。臨床心理士(カウンセリングオフィス天満橋代表)。甲南大学人間科学研究所博士研究員などを経て、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

25
『男』の悩み相談とは?何やら怪しげな響きもするが、中身はいたって真面目な話だった。女性相談が始まってから15年遅れて1995年に大阪で始まった「男性相談」。最初はDVの加害者になった男性のケアがきっかけだという。社会的に男性に求められる「男らしさ」の呪縛から解き放つことが基本。対女性の問題だけでなく、職場のパワーゲームから降りることの必要性に本人が気づくことが大事。相談員は、相談者の話を「傾聴」する姿勢が第一。ロジャーズ法のカウンセリングが想起される。認知度はまだ低いが、男性相談の一層の普及が望まれる。2018/07/31

みなみ

23
現代社会での「男性の問題」と男性相談の内容や対応方法についてまとめられた本。女性の相談支援が(以前と比べて)充実しているのに比べて、男性相談の施設や制度はあまり聞いたことがなかったので、記載されている内容は興味深かった。「男性とはこうあるべき」という固定観念で支配された生きづらさを感じている男性は多そうだけれど、男女問わず少し肩の力を抜いて生きていける世の中になってほしいなぁ。2022/03/25

ステビア

17
男性性の鎧を解きほぐしたい2021/04/04

かおり

15
男性って大変だー。支援のあり方って言っても、私には無理だと思いました(>_<)説教してしまいそう(T_T) 男性の「夫婦関係やDVの悩み」は、私の悩みと同じ!・・・私には男性専用相談窓口の方が合ってるかも。2018/11/14

nbhd

14
1995年に開設された「男の悩み相談」の方法論と事例まとめ集。特に、方法論が興味深い。男の悩み相談には、ものすごく微細な権力コントロールが必要で、とても難しい。僕も相談するの嫌だし。男は「かくあるべし」に囚われている。もちろん序列に敏感なので、相談で「こうしたほうがよい」といったアドバイスは厳禁。まずは「話してくれてありがとう」と労うのが鉄則。この「ありがとう」にもそれ相応な操作が必要になる。「結論は『結論を急がない』ということ」みたいな禅問答をどうやって共有できるものか。権力関係から自由な相談って何かね2021/02/24

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