内容説明
保田與重郎(一九一〇~一九八一)文藝評論家。若くして『コギト』『日本浪曼派』を創刊。反近代主義を柱に文筆活動を行い、「時代閉塞」状況に置かれた戦中の青年に熱烈に迎えられた。戦後も己の思想を貫き通し、活躍の場を広げた七十余年の生涯に迫る。
目次
第1章 桜井で
第2章 『〓火(かぎろひ)』から『コギト』へ
第3章 『日本浪曼派』に集ふ
第4章 保田與重郎の日
第5章 戦争の出来る文藝
第6章 出征と帰還
第7章 『祖国』の時代
第8章 『現代畸人伝』の世界
第9章 文人の信実
第10章 終焉まで
著者等紹介
谷崎昭男[タニザキアキオ]
1944年東京都生まれ。1966年早稲田大学第一文学部史学科国史専修卒業。1970年東京教育大学大学院文学研究科日本史学専攻修士課程修了。相模女子大学学芸学部教授、同大学学長を経て、学校法人相模女子大学理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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