出版社内容情報
経済史への伝統的な視点から最新の議論まで、 複数の枠組みと欧米経済史を学べる入門書。経済史の分析視角を、伝統的なものから最新のものまで解説。18~20世紀前半の欧米諸国の経済史を中心としつつも、ヨーロッパ統合史やアジアの経済成長といった新たな論点にも対応。多面的な見方が身に付く初学者向けの入門書。
はしがき(河崎信樹/奥 和義)
序 章 経済史を学ぶ(河崎信樹/奥 和義)
第?部 経済史学の方法
第1章 伝統的経済史学(奥 和義)
1 経済史学の再構築
2 経済発展段階論
3 経済発展段階論への批判
4 経済成長論
5 新しい経済史学
[Column]
1 大塚史学
第2章 計量経済史と制度の経済学(内藤友紀)
1 計量経済史
2 制度の経済学と経済史
[Column]
2 計量分析の基礎――単回帰モデル
3 ゲーム理論の基礎――ナッシュ均衡
第3章 グローバル・ヒストリー(木越義則)
1 ヨーロッパ中心主義史観
2 グローバル・ヒストリーの誕生
3 グローバル・ヒストリーの興隆
4 大いなる分岐
[Column]
4 人口動態の東西比較
第?部 資本主義の発展と世界システム
第4章 世界システムの形成(菅原 歩)
1 世界の一体化
2 大航海時代以前
3 ポルトガルの「海の帝国」
4 スペインの新世界帝国
5 西ヨーロッパの国際商業センターの変遷
6 オランダ――海外覇権と資本主義経済の結合
7 イギリスの重商主義帝国
[Column]
5 ウォーラーステインの「近代世界システム」論
6 織田信長の金平糖――ポルトガルの「海の帝国」と日本
第5章 産業革命の時代(森 良次)
1 「ヨーロッパ産業革命」という見方
2 なぜヨーロッパは世界史上最初の産業革命に成功したのか
3 19世紀の工業経済
[Column]
7 産業革命とエネルギー革命
第6章 大企業の登場(河崎信樹)
1 世界経済の構造変化
2 大量生産システムの成立と発展
3 新たな経営組織の展開
[Column]
8 機械との競争?
9 産業集積
第7章 「帝国主義の時代」と第一次世界大戦(菅原 歩/河崎信樹)
1 「帝国主義」とは何か
2 「帝国主義の時代」の特徴
3 第一次大戦後の構造変化
4 戦後再建期――混乱から安定へ
5 1920年代後半の不安定性
[Column]
10 自由貿易帝国主義
11 金本位制
第?部 世界大恐慌から戦後秩序へ
第8章 大恐慌とその影響(内藤友紀)
1 大恐慌の進行過程
2 全世界的波及
3 大恐慌への政策的対応と影響
4 戦時経済体制
[Column]
12 マネーストックとハイパワードマネー
13 最後の貸手
第9章 戦後国際経済秩序の形成と展開(河崎信樹)
1 IMF・GATT体制の成立
2 IMF・GATT体制の現実と経済成長
3 IMF体制の終焉とグローバル化の進展
[Column]
14 ソ連と東ヨーロッパ経済
15 ケインズ主義と新自由主義
第10章 ヨーロッパ統合の経済史的展開(中屋宏隆)
1 ヨーロッパ統合の開始
2 通貨協力とEC拡大の時代
3 単一市場からユーロの誕生へ
[Column]
16 欧州経済領域(EEA)
17 ユーロ危機
第11章 アジアの経済発展(木越義則)
1 戦後アジアの経済戦略
2 日本の高度成長
3 東アジアの奇跡
4 中国経済の躍動
[Column]
18 農業経営の規模と生産性
終 章 経済史と現代(河崎信樹)
索 引
河崎 信樹[カワサキ ノブキ]
編集
奥 和義[オク カズヨシ]
編集
内容説明
経済史の分析視角を、伝統的なものから最新のものまで解説。18~20世紀前半の欧米諸国の経済史を中心としつつも、ヨーロッパ統合史やアジアの経済成長といった新たな論点にも対応。多面的な見方が身に付く初学者向けの入門書。
目次
第1部 経済史学の方法(伝統的経済史学;計量経済史と制度の経済学;グローバル・ヒストリー)
第2部 資本主義の発展と世界システム(世界システムの形成;産業革命の時代;大企業の登場;「帝国主義の時代」と第一次世界大戦)
第3部 世界大恐慌から戦後秩序へ(大恐慌とその影響;戦後国際経済秩序の形成と展開;ヨーロッパ統合の経済史的展開;アジアの経済発展;経済史と現代)
著者等紹介
河〓信樹[カワサキノブキ]
1974年生まれ。2002年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学、京都大学)。関西大学政策創造学部教授
奥和義[オクカズヨシ]
1959年生まれ。1987年京都大学大学院経済学研究科博士課程中途退学、博士(学術、山口大学)。関西大学政策創造学部教授、関西大学副学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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