出版社内容情報
発達が気になる子どもの理解と子育てについて、家庭の支援、ペアレント・トレーニングなど、親自身をサポートするための情報が満載発達がゆっくりした子どもや発達が気になる子どもの親は、子どもの発達をとらえる基準がわからず、不安や困難を感じるままになっていることがあります。本書では、発達が気になる子どもの社会的コミュニケーション発達や感覚運動発達を促す子育て方法を学ぶことができます。子どもの発達を学び、子どもの発達にあったかかわり方、育て方を解説しています。背景となる理論を豊富なイラストを交えてわかりやすく説明、家庭の支援、ペアレント・トレーニングなど、親自身をサポートするための情報が満載です。
刊行にあたって
はじめに 本書の使い方
プロローグ 子どもを理解して育て方を工夫しよう
第?部 社会的コミュニケーション発達が気になる子どもの理解と支援
第1章 子どものことをもっと知ろう?
1 子どものことを知る
2 子どもの強みと弱みを知る
3 子どもの行動の理由を知る
第2章 社会的コミュニケーションの発達
1 社会的コミュニケーション発達の道筋
2 共同注意
3 提示行動と手渡し行動
4 指さし
コラム1 社会的参照
5 動作の模倣
第3章 遊びの発達
1 人との遊び
2 物やふりを用いた遊び
第4章 言葉の発達
1 前言語
2 初 語
3 一語文
4 二語文
5 構文的・意味的複雑さ
第5章 自閉スペクトラム?
1 自閉スペクトラムとは
2 自閉スペクトラム症の特徴
第6章 自閉スペクトラム症の療育と親支援?
1 自閉スペクトラム症の療育
2 自閉スペクトラム症の親支援プログラム
第?部 社会的コミュニケーション発達を促すふれあいペアレントプログラム
第7章 プログラムを始める前に知っておくこと
1 ふれあいペアレントプログラムとは
2 テキストの使い方
3 プログラムの進め方
第8章 ふれあいペアレントプログラムの説明??
1 プログラムの概要
2 プログラムのスケジュール
第9章 アイスブレーキング
1 自己紹介
2 子どもの発見ワーク
資料1 子どもの発見ワークシート
第10章 社会的コミュニケーションの方法
1 社会的コミュニケーションとは
2 社会的コミュニケーションの発達
3 社会的コミュニケーションの方法
資料2 「コミュニケーションの方法」チェックリスト
第11章 社会的コミュニケーション段階の特徴と目標
1 社会的コミュニケーション段階の特徴
2 社会的コミュニケーション段階の目標
コラム2 欲しいものを要求する方法
コラム3 質問のしかた
資料3 「目標に取り組んだ時の子どもの様子」記録表
資料4 「人との相互的関わり」チェックリスト
資料5 「共同注意」チェックリスト
資料6 社会的コミュニケーション段階のフローチャート
第12章 子どもの育て方(1)関わり方の基本
1 子どもとの関わり方
コラム4 関わり方のポイント:繰り返しとスモールステップ
2 子どもと感情や気持ちを共有する
資料7 「子どもとの関わり方」記録表
資料8 「感情や気持ちの共有」チェックリスト
資料9 「感情や気持ちの共有」レベルのフローチャート
第13章 子どもの育て方(2)やりとりの工夫
1 やりとり(ターンテイキング)
2 やりとりのきっかけを作る
コラム5 選択させる時の呈示方法
3 子どもの興味や行動に合わせる
4 子どもにモデルを示す
コラム6 子どもにわかりやすい話し方
5 子どもの世界を広げる
資料10 「子どもとのやりとりの工夫」記録表
第14章 子どもの育て方(3)段階別の関わり方とやりとり?
1 芽ばえ段階
2 リクエスト段階
コラム7 逆模倣
3 早期コミュニケーション段階
4 コミュニケーション段階
資料11 「子どもとの関わり方とやりとりの工夫」記録表
第15章 親子ふれあい遊び(1)ふれあい方略?
1 遊びの発達
2 親子ふれあい遊びとは
3 親子ふれあい遊びでできること
4 ふれあい方略
コラム8 遊びへの関心と誘い方
資料12 「親子ふれあい遊び」記録表(1)
第16章 親子ふれあい遊び(2)段階別のふれあい方略
1 芽ばえ段階
コラム9 アイコンタクトがとれる遊び
2 リクエスト段階
3 早期コミュニケーション段階
4 コミュニケーション段階
資料13 「親子ふれあい遊び」記録表(2)
第17章 親子ふれあい遊びの発展?
1 親子ふれあい遊びの発展
2 親子ふれあい遊びのまとめ
3 全体のふりかえり
尾崎 康子[オザキ ヤスコ]
著・文・その他
目次
プロローグ 子どもを理解して育て方を工夫しよう
第1部 社会的コミュニケーション発達が気になる子どもの理解と支援(子どものことをもっと知ろう;社会的コミュニケーションの発達;遊びの発達;言葉の発達;自閉スペクトラム ほか)
第2部 社会的コミュニケーション発達を促すふれあいペアレントプログラム(プログラムを始める前に知っておくこと;ふれあいペアレントプログラムの説明;アイスブレーキング;社会的コミュニケーションの方法;社会的コミュニケーション段階の特徴と目標 ほか)
著者等紹介
尾崎康子[オザキヤスコ]
東京教育大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。財団法人小平記念日立教育振興財団日立家庭教育センター主幹研究員、富山大学人間発達科学部教授、相模女子大学人間社会学部教授を経て、東京経営短期大学子ども教育学科教授。博士(心理学)、臨床発達心理士スーパーバイザー、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。