内容説明
片頭痛は頭が痛くなるだけの病気ではありません。お腹が痛い、吐き気がする、あなたも心当たりがありませんか―人類を悩ませる病の本質が、豊富な症例、多数の口絵と図、鋭い観察眼によって明らかになる。『レナードの朝』などの医学エッセイで知られるサックス博士が、症状の類型から効果的な薬物・治療法まで幅広く考察する。「目のなかに星が見える」こともある不可思議な片頭痛の世界を平易に科学した不朽の名著。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
釈聴音
1
片頭痛が胃腸などの症状も伴うことがあると言うのには驚かされた。2013/02/23
kotan
1
内容が古い印象は拭えなかったが、医学の及ばない領域がまだまだあることを強く印象図けられた。また、そういった領域ではプラセボ効果に頼らざるを得ない現状があることも印象的だった。2010/08/30
AR読書記録
0
とりあえず私は片頭痛持ちとしては全然ひよっこだということはよくわかった.ただ苦しみも少ない分,幻覚とかカタルシス効果とか,ここでいう片頭痛の,醍醐味みたいな部分も味わえてない...とも思ってしまうナ.それくらい豊かで深い世界だ.最終章ではもはや片頭痛から遠く離れてなにやらサイバーパンク的な世界についての話を読んでいるような気分になりました.訳者あとがきを読むと,片頭痛の文化的側面,地域による比較研究などもぜひ誰か研究し書いて欲しいものとおもう.それにしても573ぺーじとはね... 読むだけで頭痛になれそ.2013/04/03
のちおちゃん
0
☆2004/01/08