出版社内容情報
世界に冠たる長寿社会の日本で、男も女も真の意味で「幸せな定年後」を手に入れるためには一体何が必要なのか。五組の夫婦のインタビューによる具体例と119件のアンケートを通じて、定年を迎えた人生の後半に、より良い夫婦関係を築く秘訣を紹介する。28年ぶりに実施したアンケートでは興味深い時代の変化がみえる。
内容説明
世界に冠たる長寿社会の日本で、男も女も真の意味で「幸せな定年後」を手に入れるためには一体何が必要なのか。五組の夫婦のインタビューを通じて、定年を迎えた人生の後半に、より良い夫婦関係を築く秘訣を紹介。アンケート編では、約三〇年前の実施内容と比較され興味深い時代の変化がみえる。
目次
第1章 働くことで対等に
第2章 「主婦の座」を夫に譲って
第3章 夫を受け入れた妻たち
第4章 「優しさ」の呪縛から逃れて
第5章 理想的「卒婚」のかたち
アンケート編―あなたは結婚生活に満足?
著者等紹介
佐藤ゆかり[サトウユカリ]
1960年、北海道生まれ。札幌静修短期大学(現・札幌国際大学短期大学部)卒。パソコン会社、人材派遣会社などを経て、現在、フリーライター。女性誌などに執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
会社での居場所を作ることに専念してきたからこそ、定年後の居場所の作り方がわからなくなってしまう。それは本人とその配偶者のどちらにとっても不幸なことである。不満を直接伝えるのか、それとも我慢するかはこれまでの関係性によっても変わってくるが、不満を抱きながら生活を続けるのは出来る限り避けるべきといえる。2017/10/11
ちょびねこ
4
5組の夫婦の結婚から定年後の生活をインタビューした内容を紹介した本。70代、80代の方のお話で、ご主人は高度成長期真っ只中、家庭より仕事を優先されていたので、時代のズレを感じるものの、先輩方の経験談として興味深く読みました。情、諦め(^_^;)、個々の自立の大切さを述べられていました。長年の生活から互いの距離感を把握し、残りの人生を快適に過ごせるというのが理想です。2017/08/13
ichigomonogatari
2
読む前に想像していた内容・・・夫の定年後の夫婦の葛藤の大変な話・・・とは全く違った。出てくる5組の夫婦は、みな、夫の定年後、それぞれ問題を抱えつつも、時間をかけて落とし所を見つけ、ともに人生を歩んでいく。印象的だったのは、人は他人を変えることはできない、ということ。価値観が違っても、そのような価値観が存在するということを認められれば、自分は自分と思え、自分の人生を生きようとすることで、関係性も良くなる。夫婦に決まった形はない。2017/08/31
くらーく
0
あー、身につまされるわ。ここに出てくる「夫」。まるで自分の将来のようだわ。邪魔にならないように、いろいろと考えているがなあ。まだ、解決策は見つからず。2017/11/05
海戸 波斗
0
十人十色ってこのことを言うのね。各々が自分の状況をつらつら告白していくパターンなので、本よりもネット環境に適した内容なのではと感じました。2017/09/24