出版社内容情報
友愛・互助・平和に生涯を捧げ、ノーベル平和賞候補に4度、ノーベル文学賞候補に2度ノミネートされた世界の偉人・賀川豊彦(1888?1960)。シュバイツァー、ガンディーと並ぶ「20世紀三大聖人」と称された彼の活躍は、社会福祉実践家、キリスト教伝道師として、日本にとどまらず世界中にその名が知られている。賀川は日韓併合後の歴史的混乱期に韓国を幾度か訪れており、その際彼が遺した想いは多くの実践家に引き継がれ、現代においても大きな影響を与え続けている。本書では、賀川の思想が韓国の社会福祉実践にどのように伝播し、根付いていったのか、その過程を丁寧に振り返りながら、韓国における賀川思想の影響とその意義に迫る。
内容説明
いまも生き続ける友愛・互助・平和―スラム街での活動から社会問題解決を訴えた賀川豊彦。韓国の社会福祉実践家は彼の何に魅せられたのか。賀川の思想が韓国の社会福祉実践にどのように伝播し、根付いていったのか、その過程を丁寧に振り返りながら、韓国における賀川思想の影響とその意義に迫る。
目次
序章 なぜ今、賀川豊彦と韓国なのか
第1章 賀川豊彦の社会福祉実践と思想
第2章 訪韓の足跡をめぐって
第3章 韓国における賀川豊彦の活動
第4章 韓国に影響を与えた社会福祉実践と思想
終章 韓国における賀川豊彦への評価
著者等紹介
李善惠[リソンヘ]
1968年韓国生まれ。2014年同志社大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。大韓イエス教長老派(統合)教会牧師(韓国)。社会福祉士(韓国)。現在、関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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